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機動6課攻略PHASE0その3

 【06//2016】

機動6課攻略シリーズですがココまでがpxivに投稿されている作品です。
以降の作品はpxivへの投稿と平行してこちらに掲載していきます。





「機動6課攻略PHASE0その3

『J・S事件』・・・
新暦75年に発生した大規模都市型テロは第1世界ミッドチルダの首都、クラナガンに大きな爪痕を残しながらも時空管理局、特に機動6課の活躍により最悪の事態は阻止された。
主犯者であるジェイル・スカリエッティと彼の生み出した戦闘機人、『ナンバーズ』は死亡したナンバーⅡを除き全員が逮捕され、その内スカリエッティと捜査に非協力的な4人のナンバーズは各次元世界の軌道刑務所に、残る7人は捜査協力により情状酌量の余地有りとしてミッドチルダの海上隔離施設で社会復帰の為の教育を受けることとなった。
「それでは今日の授業はここまで。」
7人のナンバーズにギンガ・ナカジマは本日の授業終了を告げる。
名目上はナンバーズの特別講師という立場だが実際は施設外に出ることは許されず、彼女たち同様拘留されているような状態だった。
(無理も無いか。あんな事態になったんだから・・・。)
管理局の捜査官だったギンガは同じく局員で妹のスバル・ナカジマ共々、事件の最中スカリエッティに拉致、洗脳されナンバーズの一員として活動していた。
現在は当時の人格を封印されてはいるが、安全が確認されるまでナンバーズと共にこの施設に収容されることになった。
「ギン姉~」
呼ばれて振り向くとスバルが抱きついてきた。
「お疲れ様~」
「えぇ、スバルも講師補佐お疲れ様。」
スバルもギンガ同様、洗脳されていたときの人格は封印され、現在はギンガの補佐として共に施設に勤務している。
談笑していたギンガとスバルだったが急遽来客が訪れたという報告を受け二人はその人物が待っている会議室へ向かった。
「あ、二人ともお久しぶりです」
「あら、シャーリー?」
「どうしたの、こんな所に?」
現れたのはシャリオ・フィニーノ、スバルと同じ機動6課のメンバーで彼女達のデバイスのメンテナンスを担当していたメカニックだ。
事件が解決し6課が解散した現在は本局の技術部に異動しその腕を揮っている。
「実はね、あなた達に頼みたい事があってきたの」
そう言ってシャーリーは足下の箱に視線を落とす。
「頼みごと?」
「ええ、ちょっと試して欲しい装備があって・・・」
屈んで箱を開けるシャーリー。
つられて二人が箱を覗き込んでみると中には丁寧に折りたたまれた青いラバースーツが入っていた。
「これは・・・」
「ナンバーズの、戦闘服・・・?」
そう、それはJ.S事件でナンバーズ達が、そして自分達が着ていた戦闘服だった。
「押収品のデータを取りたいんだけれど実際に着ていた人に取って貰った方がいいだろうって事になってね、実験台みたいで申し訳ないんだけれどお願い!」
頭を下げるシャーリーにスバル達は狼狽する。
「そんな、シャーリーの頼みだもん。それくらいお安い御用だよ。ね、ギン姉?」
「ええ、勿論。だから頭を上げて、シャーリー」
「そうだよ、それに自分が着てた服を知らない他人に着られるのも何か嫌だしね・・・」
「クスッ。ええ、確かにそうね」
二人の言葉にシャーリーもようやく顔を上げる。
「二人ともありがとうございます。調査の結果スーツ一式に怪しい仕掛けは無かったので安心してください」
それを聞いて二人は安堵する。
あのスカリエッティの事だ、何か細工を施していても不思議ではない。
「それにしても大きいね、この箱・・・」
スバルの言うとおり、二人分のスーツを運ぶにしてはその箱は些か大きく感じられた。
「ああ、その事だけれどモニターは二人だけじゃなくてナンバーズの子達にも頼むつもりなの」
シャーリーの説明にギンガは驚きの声を上げる。
「え?あの子達にも?」
「はい、データは多いほうがいいので・・・」
捜査に協力的とは言え、元犯罪者に当時の装備を渡すのは問題があるが、それだけ彼女達が信頼を勝ち取ったという事なのだろう。
「分ったわ、あの子達への説明は私達がしておくわね」
「よろしくお願いします、それじゃあちょっと上に報告してきますね」
そう言ってシャーリーは会議室を後にした。
静まり返る室内。
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
後に残されたギンガとスバルは無言で、しかし熱の篭った眼差しで箱に収められたボディスーツを見つめていた。



「と、言うわけで私とスバルも含めて皆には暫くスーツのデータ収集に強力する事になったの」
場所は変わり施設内の更衣室にギンガとスバル、そして集められたナンバーズ達はいた。
「姉上、具体的にどの位の期間なのだ?」
ナンバーズを代表してチンクがギンガ達に質問する。
「とりあえず1週間、データが集まらなかったらそこから延長するみたい」
「ハイハイハーイっ、集団洗浄・・・もといお風呂はどうするの?」
次いでセインが質問してきたのにスバルが返す。
「ああ、スーツでいるのはデータを取る時だけだから心配しないでいいよ」
やがて質疑応答が終わり納得したナンバーズ達とギンガ、スバルは数ヶ月ぶりにスーツに袖を通した。
ギュム、パチン、ギチギチ・・・。
更衣室に本来は聞く事のないラバーの擦れる音が響く。
「なんスかねぇ、今まで着てた服のはずなのに・・・」
「確かに不思議ですね、とても新鮮な気分です」
「それだけ今の生活に慣れたということだろうな」
互いに談笑しながらもナンバーズたちは手際よく着替えを済ませる。
スバルとギンガも同様で手馴れた手つきでその身をラバーに包んでいった。
「それにしても、またこれを着る事になるなんてね・・・」
「うん。そう、だね・・・」
着替の完了したギンガの言葉に同じく着替え終わったスバルが同意する。
人格こそ再調整前の状態に戻った二人だが、記憶については一切手を付けられておらず、洗脳されていた時何をしたのかは詳細に覚えていた。
そう、自分達がスーツ姿で何をしていたのか・・・。
「・・・・・・」
「うぅ・・・」
そのときのことを思い出したのか、ギンガとスバルは急に顔を赤らめる。
「スバ姉?大丈夫?何か顔赤いけど・・・」
先の事件以来、いまだスバルのこと慕うノーヴェは姉の様子を見て声をかける。
「え?う、うん。大丈夫だよ、大丈夫・・・」
そういうスバルだったがいまだ顔は赤面しており少しも大丈夫には見えない。
「やっぱり顔赤いよ、今日のテストは止めて休んだほうが・・・」
そう言ってノーヴェはスバルに手を伸ばす。
「んっ・・・」
ノーヴェがスバルに触れた途端、スバルは甘い吐息を漏らす。
「あっ・・・」
同時にノーヴェも手にスバルの感触を感じ、そこで姉の異変の正体を知った。
「おね、んんっ・・・。スバ姉、もしかして・・・?」
「・・・うん。あの時のこと、思い出しちゃって・・・」
スバルがナンバー14として行動していたとき彼女はノーヴェから秘めたる思いを告白された。
晴れて姉妹として、恋人として結ばれた二人だったが事件解決後、管理局によって当時の感情を封印されたスバルはノーヴェと再び結ばれたいという思いをより強固に構築された理性で抑圧されるという苦痛に満ちた日々を送っているのだ。
ノーヴェも苦しむ姉を救おうと策を練るが虜囚の身となっている今の彼女には何も出来ないのが現状である。
「あー、ちなみにデータ採りって具体的に何をすればいいんスか?」
重くなりかけていた空気を切り替えようとウェンディはギンガに質問する。
「え?ええっとね、まずは・・・」
それから彼女達の日常は再開された。
朝、起床し朝食をとると午前の授業を受け、昼食後スーツに着替えると各種行動データを収集、それが終わると着替え残りの授業を受けてから自由時間となり夜、夕食と入浴、それから就寝である。
午前と午後が逆になる場合もあったが概ねその様な感じだ。
初日こそシャーリーがいてくれたが彼女も多忙な為、その後はギンガとスバルが中心となりデータを取り、本局へ送信する形をとっていた。
そんな日々が暫く続いたある日。
データ午前の授業が終わったギンガとスバル、そしてナンバーズ達はデータ収集のために更衣室でスーツに着替えていた。
ギュッ、パチン・・・。
もはや日常の一部となったラバーの皮膜が擦れ弾ける音が室内に響く。
しかし聞こえて来るのはラバーの音だけではなかった。
「んっ・・・」
「ハァァ・・・」
ナンバーズ達が一様に吐息を漏らす。
「フフッ、言ったとおりでしょ?」
「このスーツ、すっごいキモチいいんだよ・・・」
全身をラバースーツで包み終えたギンガとスバルが笑みを零す。
「うん、すごくイイ・・・」
「キモチいいです・・・」
「ホント、それに何だかスーツに包まれていると安心するね」
「確かに、何て言うか護られてるって安心感があるっス」
最初こそ何も感じなかったが、二度三度とスーツに袖を通すたびに彼女達はそれを快感と感じるようになっていった。
「待ってチンク、皺が出来てるわ。伸ばしてあげる」
そういうとギンガはチンクの小さな身体を撫でる。
「んっ・・・」
ギンガの手がラバーの上を滑る度にチンクの肩がピクリと震える。
「フフッ、すぐ終わるからガマンしてね」
「あ、姉上っ・・・姉上のスーツもよれてます。直してあげますね・・・」
そういうとチンクもギンガの身体に触れた。
「アンっ!もう、チンクったら・・・」
互いに頬を赤くしながら二人はラバーに包まれた身体で触りあう。
しかし誰も彼女達を咎めようとはしない。
「んっ、フフフッ・・・キモチいい?ノーヴェ?」
「ハァ、ハァ・・・うん。キモチいいよ、おねぇちゃん・・・」
ギンガたちのすぐ横でスーツに着替えたスバルとノーヴェが抱き合い、体を擦りあっている。
彼女達だけではない、更衣室のいたるところでナンバーズ達がラバースーツ姿で体を触りあっているではないか。
ギンガとスバルに上書きされた強固な理性は本来このような行為を許す事などありえないはずだった。
「くぅっ、でも大丈夫なの?こんな事出来ないようにされたんじゃ・・・アンッ」
「フフッ、これはただスーツの皺を伸ばしているだけだもん。だから大丈夫」
予想外の抜け穴を発見したスバルとギンガはこうして人目のない更衣室で姉妹達と快感をかち合う。
そしてその甘美な刺激が二人の脳に打ち込まれた理性と言う名の楔をジワジワと侵食している事を二人はまだ気づいていなかった。
「ハァ、ハァァ・・・さて、そろそろ出ないと」
「ええ~、もっとシたいよ~」
ギンガの言葉にスバルが意を唱える。
ナンバーズ達も言葉には出さないが見るからに不満げな表情をしている。
「でもこれ以上ここにいると他の職員に怪しまれるわ。続きは検証が終わってから、だから我慢して?」
ギンガの説得に渋々従いスバル達は彼女に続いて更衣室から退出した。
その日はスーツを装着した状態での身体機能のデータ収集、ついては戦闘能力を図るべく模擬線が行われた。
施設の一角にある訓練場内をギンガ達は縦横無尽に飛び回っていた。
「はぁっ!」
「なんのっ!」
エネルギー弾が飛び交い、ウイングロードとエアライナーが空を駆ける。
「貰ったよ!」
「まだまだぁ!」
不思議な事に戦っているこの瞬間、彼女達の心は今までにないほど晴れやかだった。
(スゴイ、身体が軽い!)
あらゆることから解き放たれたような解放感の中、ギンガは拳を振るう。
ギンガだけでは無い。
スバルが、ノーヴェが、ウェンディがチンクがディードとオットーが、ディエチがセインが戦闘機人の姉妹達が皆一様に生き生きとした表情で己が力を振るう。
(今なら私、何でもできる気がする・・・!)
戦闘機人としての能力をフルに使いギンガは駆ける。
センサーが死角から突撃してくるスバルを探知し、ギンガは拳を構える。
「うぉりゃぁぁぁぁっ!!!」
気迫の篭った声と共に突き出されるスバルの拳。
それをいなしてギンガは回し蹴りを放つ。
「はぁっ!」
「くぅっ!」
寸での所でガードするスバル。
目まぐるしく攻防が続きやがてお互いが最後の一撃を放つ。
「うぉぉぉぉぉぉ!!」
「てぇぇぇぇい!!」
二人の正拳突きが激突しようとしたその時・・・。
「っ!?」
スバルがガクリとバランスを崩す。
その隙を逃さず、ギンガは拳を叩き込む。
「ぐぁっ!?」
シールドで防御されたものの、スバルは尻餅をつき起き上がろうとしたところでギンガに拳を突きつけられる。
「私の、勝ちね・・・」
「うぅ・・・参った・・・」
両手を上げ降参のポーズをとるスバル。
この日のデータ収集で彼女達は今までにない高い数値をたたき出したのだった。



「スバル、本当に大丈夫?」
「平気だってば。ちょっと躓いただけだって」
浴場で汗を流しながらギンガは先程体制を崩したスバルを案じる。
すぐさま控えていた医師に見てもらったがと特に以上は見られず、問題無しと判断された。
「いやー、やっぱり戦ってると気が晴れるねー」
背中を流しながらセインが言う。
「そうだな、何と言うか、自分らしくいられる気がするな」
セインの発言にナンバーズが一様に頷く。
「皆もそう思う?」
「って事はスバ姉も?」
「うん。スーツに包まれて、戦っていると本当の自分になれたような気がして来るんだ・・・」
スバルに言われて一同は先程の光景を思い出す。
全身をピッチリとラバースーツに包み戦う光景を。
敵を、屠る光景を・・・。
姉妹達はそれがまるで当然のようにその光景が頭に思い浮かべた。
「それも当然よね、だって私達・・・」
ギンガは苦笑しながら口を開き、途中で噤んだ。
「どうしたの?ギン姉?」
「え?あ、ううん。なんでもないわ。なんでも・・・先に上がるわね」
ギンガは慌てた様子で先に浴場を後にした。
脱衣所にやって来たギンガは一人先程言おうとしていた言葉を思い出す。
(どうして?「私達は戦闘機人なんだから」なんて言おうとしたの・・・?!)
戦闘機人として闘争を肯定する。
それはギンガにとってまさしく禁忌に等しい発言だった。
戦闘機人でも人として生きていける、戦う必要などないと信じていたギンガにとって先ほど口から出かけた言葉は驚愕に値する内容だった。
「きっと疲れているんだわ、今日は早く仕事を終わらせて休みましょう・・・」
制服に着替え終わったギンガは先程脱いだナンバーズのスーツを倉庫へ返納しようとケースに手をかけ、そこで止まる。
「・・・・・・」
周りを見回し誰もいない事を確認したギンガはそっとケースを開けた。
そこには綺麗にたたまれたスーツが重なって入っている。
「・・・・・・・・・」



そそくさと脱衣所を後にするギンガ。
彼女の背中を見ながらスバルは呟いた。
「なるほど、そろそろ頃合ってことか・・・」
その口元に不敵な笑みを湛えて・・・。



その日の夜、ギンガはいつものように施設の見回りの為に証明の落とされた通路を歩いていた。
各部屋のセキュリティーを点検し、ナンバーズ達が就寝したのを確認する。
確認を終えた彼女は早足で自室に戻る。
「・・・。」
扉を閉め、ロックをかけるとおもむろに制服を脱ぎだした。
下着も脱ぎ捨て、裸になったギンガはクローゼットに隠されていたあるものを取り出す。
青いラバースーツ。
日中のデータ収集の時に彼女が着ていたナンバーズスーツだ。
「・・・・・・。」
ギンガはスーツを開くと右脚を入れる。
キュキュ、パチン。
ラバーを弾く音と共に空気が抜けて行きスーツは脚にピッタリと張り付いた。
無言でギンガは左足、両腕とスーツに挿入してゆく。
「ハァ、ハァ・・・」
身体がスーツに覆われて行く度に、ギンガの息が荒くなる。
最後に胸を、背中を、そして肩までスーツに飲み込まれギンガの身体は完全にラバーに包まれた。
闇の中にギンガの肢体がクッキリと浮かび上がる。
「ハァ、ハァ、ぅん・・・」
甘い吐息を漏らしながらギンガはスーツに包まれた身体を撫で回す。
「はぁぁぁ・・・キモチィ、あぁんッ!」
ふっくらとした太股を、キュッと引き締まった腹部に手を這わせる度に快感が体を襲う。
(どうして・・・こんな事を・・・)
模擬戦で流した汗を洗い流し制服に着替えたギンガだったが、彼女の心は耐え難い渇きを抱いていた。
そして返納予定のラバースーツを見た途端、言い表せない感情が胸にこみ上げてきたのだ。
気が付けばギンガはこっそりスーツを持ち出し、そして今に至る。
それが非常に問題のある行為だと知ってはいたギンガだったがスーツに包まれる快感がどうしても頭から離れない。
そしてその事に対する背徳感が今のギンガに更なる快感を与える。
「あぁ・・・ダメェ・・・。」
ギンガは自身の秘部に左手を這わせる。
「はぅ・・・!」
さらに右手で自分の胸を揉みしだく。
「はぁぁぁ、スバルぅ・・・。」
快楽に溺れながらギンガは妹の名を口に出す。
スバルを愛している。それは洗脳される以前からギンガが胸に秘めていた想いだ。
事件の際、それをスバルに打ち明け、スバルも同様にギンガに思いを寄せていたと知ったときはとても嬉しかった。
洗脳を解かれた今でもそれは変わらない。
スバルを、そしてナンバーズの姉妹達を今も愛している。
しかし以前にも増して強くなった理性の鎖が彼女の心を縛り付けていた。
自慰の際、頭の中でいつも彼女達の事を思い浮かべた。
自分と同じラバースーツに身を包んだ姉が、妹が自分とベッドの上で抱き合い互いの身体を撫で回す。
「ハァ、ハァ・・・スバル、スバルぅ・・・。」
そして今夜ギンガはスバルの事を想像しながら己を慰める。
ギンガが愛撫してるのはスバルの秘部で、ギンガの秘部を愛撫しているのはスバルの手、
『ぅンッ!・・・キモチいいよぉ、ギン姉・・・。』
想像の中でスバルが声を上げる。
「うん、私もキモチいいよ・・・アンッ!」
「ギン姉・・・」
スバルの顔が近づいてくる。
「スバル・・・」
ギンガも顔を近づける。
そして抱き合った二人の唇が重なり・・・。
「ンン・・・」
スバルが舌を絡めてきた。
「んむぅ・・・ッ!?」
抱きしめる身体の感触、擦れあうラバーの感触、やわらかい唇の感触、そして絡みつく舌の感触・・・。
それらは妄想や幻などではなく本物だった。
そう、目の前にいるスバルは空想の存在ではない。
「プハッ、フフ・・・驚いた?ギン姉。」
スバルは唇を離す。
二人の舌の間に銀色の雫が糸を引く。
そこでギンガは妹の瞳が戦闘機人特有の金色に輝いていることに気づいた。
「やっぱりすごくイイよ、このスーツ・・・まるで全身拘束されたみたい・・・。」
言いながらスバルは自分の肩を抱きしめる。
その仕草は上気した表情と相まって普段の彼女からは想像出来ないほど妖艶に見えた。
「そんな・・・どうして。」
「ドクターの最後の切り札だよ。」
後ずさるギンガに近づくスバル。
「計画が失敗した時に備えてドクターが私にとあるプログラムを組み込んだんだ。管理局に捕まって人格を封印されても暫くすれば修復されるようにね・・・。」
そこでギンガは昼の一件を思い出す。
「もしかして、あの時・・・!」
「正解。まさか模擬戦中に修復プログラムが働くなんて思ってなかったけどね」
ついに壁際に追い詰められるギンガ。
そのギンガの腕をスバルはそっと掴む。
密着する二人の身体、ギンガの耳にスバルの息遣いが聞こえる。
「や、やめてスバル!目を覚まして!」
「え~、嫌なら何で抵抗しないのギン姉?」
抵抗できずにいるギンガにスバルは抱きついた。
「ギン姉も忘れられないんでしょ?このスーツの快感が・・・」
そう言ってスバルはギンガの太股を撫でる。
「ひゃぅ!」
それだけでギンガは腰砕けになってしまい床にへたり込む。
その上にスバルは優しく覆い被さる。
「気持ちよかった?ギン姉。待ってて、もっと気持ちよくしてあげる。」
言うなりスバルの唇がギンガの乳首に吸い付く。
「はぁ・・・!」
突然乳首を舐められ、それによって生まれた快感にギンガは歓声をあげる。
スバルの攻めはなお続く。
手で、足で、胸で、秘部で、ラバーに包まれた全身を使ってギンガの身体を愛撫する。
「アッ!ああぁ・・・、スバルぅ・・・ダメェ・・・。」
ギンガは必死に耐えようとするが、妹に体を撫でられ、舐められる度に彼女の理性が崩れてゆく。
(あぁ、キモチィィ・・・スバル、もっと、もっと私を犯して・・・)
いつしかギンガは抵抗をやめ、スバルの愛撫に身を任せていた。
互いの胸がぶつかり合うたびにキュキュとラバーが擦れ合い、その音が二人の高揚感をさらに高める。
「フフフ・・・。」
スバルがギンガの秘部に手を這わせる。
「はぁぁ!」
その瞬間、ギンガは全身に電流が走るような感覚に襲われる。
気がつけばギンガもスバルを抱きしめていた。
「ギン姉、もう気付いてるんでしょ?本当の自分に・・・。」
尚も姉の膣口を弄びながらスバルは口を開く。
「ハァ、ハァ・・・。本当、の・・・自分・・・?」
今にも崩れ落ちそうな理性の中、ギンガはスバルの言葉を繰り返す。
「そう、今の感情は管理局に書き換えられた作り物。ほら、見て・・・」
スバルが部屋の一角に視線を向け、ギンガも虚ろな目でそれを追う。
部屋の隅に取り付けられた姿見、そこには淫らに絡み合う自分とスバルが映っていた。
(キレイ・・・これが、私・・・?)
ギンガは姿見に映る自分を見つめる。
暗闇の中、ラバースーツに包まれ一つになるギンガとスバル。
その淫靡な姿はまるで自分ではないようだ。
(いいえ、違う。今までがおかしかったのよ。そう、これが本当の私・・・。)
鏡に映ったギンガの目がそう語る。
それに伴い虚ろだったギンガの目に再び光が灯る。
金色に輝く光が・・・。
(そうね、その通り。何をためらう必要があるの?私はスバルとこうなることを望んでいたじゃない。)
ギンガは残っていた最後の理性を自分から消し去った。
「スバル・・・。」
「えっ?」
突然の呼びかけにスバルの攻めは一瞬止まる。
しかしギンガはその一瞬を見逃さなかった。
「ん・・!」
唇が重なりギンガの舌がスバルの口に侵入する。
「んむ・・・!?んんん・・・!!」
突然の奇襲に抗うすべを持たないスバル。
いつの間にか二人の位置は逆転し、ギンガがスバルに覆いかぶさっていた。
「んん~んむぅ、ギン姉ッ!?ぅんん・・・!」
ギンガの舌は尚もスバルの口内を蹂躙し、さらにグローブに包まれた手がスバルの胸を揉みしだく。
唇が離れたあともスバルはしばしの間呆けていた。
「ギン、姉・・・?」
先ほどまでの強気な表情は無く、トロンとした目で姉を見つめるスバル。
「フフフ・・・そんなに気持ちよかった?呆けたスバルの顔、可愛かったわよ。」
ギンガは慈愛に満ちた表情でスバルの頬を撫でる。
「ギン姉!思い出したの!?」
「えぇ、あなたのおかげよスバル。ありがとう。」
ギンガの腕がスバルを優しく抱きしめる。
「お礼に私の全てを、身も心もスバルの好きにしていいわ」
妹を引き離し見つめあるギンガ。
「だからスバル、あなたの全てを今だけ私にちょうだい・・・。」
「ギン姉・・・。うん、私を、心も体も全部ギン姉の物にして・・・。」
「スバル・・・。」
そして再び二人の唇が重なった。
下を絡ませ、唾液を交換し合う。
それからどれだけ経っただろうか、二人は尚も抱き合い、擦りあい、舐め合い、求め合った。
「んん・・・!んぁ・・・!アン・・・!」
「はぁ・・・!あぁあ・・・!ひゃん・・・!」
既にスーツの中は汗と愛液でヌルヌルと滑り、それが更なる快感を二人に与え、彼女達の秘所からは愛液が止め処なく溢れる。
流れ出た二人の愛液は互いの唾液と混ざり合い、スーツは先ほどとは違うヌメっとした光沢を放っていた。
「ハァハァ・・・ギン姉ぇ、来て・・・」
言ってスバルは足を開き己の秘部を露わにする。
ギンガはコクりと頷きスバルの秘部に自身の秘部を重ね合わせた。
「はぁぁ・・・!スバル!スバルぅ!スバルうぅ・・・!!」
「ギン姉!ギン姉ぇ!ぎんねええぇ・・!」
互いのクリトリスがこすれ合うたびに。二つの嬌声が上がる。
ギンガとスバルの動きは止まることは無く、逆にどんどん早く、激しくなっていく。
「スバルぅ!わたしもう・・・もうイクゥゥ・・・!」
「わたしもぉ~・・・!ぎんねぇ・・・一緒にイってぇぇ!」
二人の動きはより激しさを増す。
「「あああああぁぁぁぁぁぁああぁあぁぁぁ・・・・・!!」」
そして二人は同時に達し、そして同時に果てた。
しばらくして、落ち着いたのか二人は立ち上がる。
「ねぇギン姉、ドクター達の救出だけどどうする?」
「さすがに私達だけじゃ戦力不足ね、彼女達・・・ナンバーズの皆にもやってもらいましょう。」
「じゃあ、皆も解放しないとね・・・」
それから事態は加速した。
施設の職員達に知られる事なくスバルとギンガの手によってナンバーズ達は一人、また一人と心の枷を外され解き放たれていく。
普段は彼らの目をごまかす為にこれまで通りギンガの授業を受けていた。
出所したときの為の社会の勉強は何時しか次元世界と言う社会が抱える問題点と弱点についての授業になっていた。
今も過去の犯罪に関するデータを閲覧している彼女達だったが、その顔に浮かぶのは侮蔑と嘲笑だった。
向けられる先は管理局とそれに捕まった犯罪者。
「バカだよなぁ、あたし達ならもっとうまくやれるのに・・・」
「管理局もね、私達が犯人だったなら解決できなかったはずだよ」
午前中は授業と称して管理局システムへの効果的な攻撃方法を研究し、午後はデータ収集と称して模擬戦で戦闘力を回復させる。
予定の一週間を超過しながらデータ収集は続けられ、暫しの間日常を繰り返していた彼女達だったがついにその日がやって来た。



暗い廊下をスバルとギンガが歩く。
本来灯されているはずの照明は何故か落ち、一寸先は完全に闇となっている。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
その中をまるで昼間のように苦もなく二人は闊歩する。
戦闘機人である二人にとって、暗闇など障害にはならない。
彼女達の眼、『金色』に輝くセンサーアイは可視、不可視問わずあらゆる光りを取り込み暗黒の空間を見通す。
二人が廊下を進むとすぐ背後、通り過ぎた扉が開き、中から人影が姿を現す。
「・・・・・・」
扉から現れたノーヴェは無言で二人の後ろを歩く。
彼女達が通過した個室の扉が開くと、ナンバーズが一人、また一人と出てきて集団に加わる。
そうしてギンガとスバルを含めた7人の戦闘機人は目的の部屋の前にたどり着く。
室内に入るとギンガは目当てのロッカーの扉に手をかけた。
戦闘機人である彼女達の前に扉など無いに等しく蝶番ごと引きちぎられた扉は廊下に放り捨てられる。
開放されたロッカーの中にそれはあった。
青いラバースーツ。
データ収集のために渡されたナンバーズのスーツがここにいる少女達の人数分入っていた。
「ようやく、ようやくなのね・・・」
うわ言のように呟きながらギンガはスーツを広げる。
ラバーの香りが鼻腔をくすぐり、青と紫のコントラストに目を、心を奪われる。
「貸して、ギン姉。私が着せてあげる」
「フフフッ・・・そうね、お願いするわ」
ギンガからスーツを受け取ったスバルはラバーの感触を愉しみながらそれを広げた。
その間にギンガは着ていた制服を脱ぐ。
上着が、ワイシャツが乱暴に脱ぎ捨てられる。
下着も全て脱ぎ捨てられギンガは姉妹達の前で裸体を晒す。
「さぁ、ギン姉・・・」
床近くでスーツを広げたスバルは準備が出来た事をギンガに伝える。
ギンガは妹に促されるままに開口部に右脚を入れた。
「んっ・・・」
真っ先につま先が、次いでかかととくるぶしがラバーに包まれる。
左足も同様にスーツに入れるとスバルはスーツを上に上げる。
ふくらはぎがキュッとラバーに締め付けられる感触に、ギンガの心はますます高揚していく。
「あぁ、キモチいぃ・・・スバル、お願い、はやく・・・」
早くスーツに包まれたい、もっとこの快感に包まれたい。
そんな思いで胸がいっぱいになったギンガはスバルを急かす。
「フフッ、慌てないの。この瞬間を愉しまないと・・・」
そう言ってスバルは更にスーツをギンガに着せて行く。
太腿が、そしてついに秘所とおしりがラバーに包まれた。
「あぁ・・・っ!」
ギンガが悦びの声を上げる。
きつく締め付けるラバースーツにギンガの秘部、そのワレメがくっきりと浮かび上がる。
「さぁ、どんどん行くよ・・・」
ギンガの体をラバースーツが上っていく。
ほっそりとくびれたウエストが、スーツに覆われたところでスバルの手が一旦止まる。
「次は腕だよ。ギン姉、手を出して」
「うん・・・」
ギンガが左腕をスーツの袖の中に入れる。
ラバー特有の抵抗感を感じながらもギンガの腕が青く染まる。
指の一本一本全てがラバーに包まれるとギンガは手を開閉し、中の空気を抜く。
同じように右腕もラバーに包まれると、スバルは着付けを再開する。
形のいいギンガの胸がラバーの皮膜に包まれると彼女の胸にあわせて形を変える。
「あ、はぁぁぁ・・・」
スーツがピッチリと乳房に張り付き、深い胸の谷間も硬くなった乳首もスーツの上からでもはっきり分るくらい浮かび上がる。
最後にフェイスガードも兼ねた固定具を取り付けると顎のラインから下、ギンガの身体は文字通り指先からつま先までラバーに包まれた。
「はぁぁ・・・これよ、これを待ち望んでいたの・・・」
もう誰の指図を受ける事はない、ギンガが望む限りラバースーツはずっと彼女の体を覆い続けるのだ。
見ればチンクやセイン達、ナンバーズも恍惚とした顔でスーツに着替えている。
「それじゃあ次はこっちだね」
スバルはそう言うと隣のロッカーを壊し、中に入っていたインターフェースとプロテクターを取り出す。
「あのさ、スバ姉・・・」
するとノーヴェが彼女の後ろから声をかけてきた。
「ん?どうしたの?」
「その、ね。アタシにも・・・スーツ、着せて?」
顔を赤らめお願いしてくるノーヴェを見て、ギンガは微笑ましく感じた。
姉妹になった直後は憎悪に近い感情をスバルに向けていたノーヴェ。
何とか仲良くなれないかと悩むスバルに色々とアドバイスをしたものだ。
その二人がこれほど仲睦まじい関係になれたのだから嬉しくないわけがない。
「スバル、後は自分で出来るから大丈夫よ、行ってあげて」
「ギン姉・・・うん、ありがとうっ」
そう言ってスバルはギンガにプロテクターを渡すと踵を返しノーヴェの所に向かう。
彼女の背中を見ながらギンガは受け取ったプロテクターとインターフェースを取り付ける。
肩、腰、手首に足首、背中、そして首周りにプロテクターを取り付けしっかり固定されたのを確認すると最後にインターフェースを頭に取り付ける。
電流が走ったような感覚の後、自身の脳とインターフェースの補助脳がリンクしたのが分った。
それの補助を受け、五感が強化されたギンガの耳がすぐさま音を拾い始める。。
ギュっ、パチン・・・。
「ふっ、くぅ・・・」
ギチギチ・・・。
「ああぁっ・・・いぃ・・・」
ラバーの音と共に妹達の甘い吐息が聞こえてくる。
一番よく聞こえるのは勿論すぐ側にいる二人・・・。
「んんっ・・・!お、おねぇちゃん・・・」
「フフッ、ほら、ノーヴェの身体、どんどんラバーに包まれてく・・・」
見ればスバルの手によってノーヴェの白い肌が見る見るうちにスーツに飲み込まれていく。
あっという間にノーヴェの身体はギンガと同様にラバーの皮膜に包まれ青と紫の光沢を放つ。
他の姉妹達も同様だ、強化された視力のお陰で暗闇の中に彼女のたちのボディラインがくっきりと見える。
「さぁ、最後はスバルよ」
「今度はあたし達が着せてあげる」
ギンガとノーヴェはロッカーに残っていた最後の一着を取ると開口部を開く。
「うん、お願い」
スバルは頷くと二人が広げた開口部に足を入れる。
足がラバーに包まれたのを確認した二人はスーツを引き上げ始める。
「んっ・・・」
脚を締め付けるラバーの感触にスバルの身体が震える。
ギンガとノーヴェの手が登っていくにつれてスバルの白い肌は青と紫の皮膜に変わっていく。
秘所とお尻に達し、下半身全てがラバースーツに包まれる頃には他の姉妹は着替えを終えていた。
「ハァ、ハァ・・・お願い、ふたりとも・・・早く、私も包んで・・・」
早くこの仲に加わりたいスバルはギンガたちに懇願する。
「フフフ・・・ダーメ。この瞬間を愉しまないと、でしょ?」
先程のお返しとばかりにギンガの手はスバルの頼みに反しゆっくり、ジワジワとした速度で上っていく。
ご丁寧にバインドで両腕を拘束されたスバルは自分でスーツを着るという選択肢すら封じられてしまった。
「フフッ、おねえちゃんスベスベ~」
ノーヴェにいたっては手を止めラバーに覆われたスバルの太腿に頬ずりしている。
「くぅ、ひぃぃ・・・っ」
着付けが一向に進まないもどかしさとラバー越しに感じる妹の感触がスバルの精神を攻め立てる。
「んっ、あぁ・・・っ!ごめんなさいっ!謝るから、お願いだからスーツを着せてっ!」
謝罪と嘆願の声を上げるスバル。
管理局によって上書きされた強固な理性、それによってこれまで禁欲的な日々を送ってきたスバルにとって快楽と言うご馳走を前にお預けをくらうなど耐えられるはずがなかった。
「キモチイの、もどかしいのぉ・・・!はやく、早くスーツに包まれたい・・・スーツで皆とキモチよくなりたいのぉ・・・っ!」
腕を動かせない状態でクネクネと悶えるスバル。
涙が湛えられたスバルの顔を見て、ギンガは苦笑する。
「あらら、ちょっとイジワルが過ぎたかしら・・・ノーヴェ」
「うんっ」
ギンガに声をかけられたノーヴェは頬ずりをやめ、立ち上がると乱れ叫ぶスバルと唇を重ねる。
「んむぅっ・・・!?」
「ん、ちゅ・・・」
口付けされたスバルは次第に大人しくなり、やがて落ち着いたのかそのままノーヴェと下を絡め合い始めた。
「プハッ・・・どう、落ち着いた?」
「ハァ、ハァ・・・うん。ゴメンね、ありがとう・・・」
妹が落ち着いたのを確認したギンガはスバルの頬にキスをする。
「クスッ、ゴメンねスバル。ここからはちゃんとやるから、ね?」
謝るギンガにスバルは分りやすく頬を膨らませる。
「むぅ、ゼッタイだよ?」
むくれたスバルに苦笑しつつギンガは屈むと着付けを再開する。
「ええ、それじゃあ続けるね」
約束したとおりギンガは先程とは打って変わってテキパキと着せていく。
腰が、お腹が見る見るうちにスーツに包まれピッチリと吸い付いたラバーの皮膜がスバルの身体を締め付けていく。
「はぁぁ・・・イィっ・・・!」
身体がラバーでコーティングされていく中、スバルは快楽とは違う何かが自分の中に流れ込んでくるのを感じた。
(あぁ、これ・・・私知ってる・・・)
ドクターへの忠誠、姉妹への愛情、戦闘機人といての任務と誇り・・・。
全てかつてスバルが持っていた、管理局に奪われた感情だ。
スカリエッティのプログラムでそれらを部分的に思い出していたスバルは自分があるべき姿へと形を変えているのだと分った。
「あぁ、ギン姉・・・わたし、ナンバーズに、わたしぃ・・・」
うわ言のように呟くスバルにギンガが微笑む。
「そうよ、スバル。もう一度、一緒になりましょう。ナンバーズに、本当の姉妹に・・・」
そう言ってギンガはスバルを拘束していたバインドを解除する。
そして妹の腕が自由になったのを見ると開口部を広げて見せた。
「さぁスバル、最後の仕上げは自分で、ね」
姉の行っている意味を理解したスバルはその中に、スーツの袖穴に手を入れる。
「くっ・・・はやく、はやくぅ・・・」
苦労しながらやっと右腕が終わったスバルは左腕を袖に通す。
右腕でコツを掴んだのかスバルの左腕は程なくしてラバーに包まれた。
顎に固定具を取りつけ全身を覆い尽くしたスバルはそのままプロテクターを装着し最後にインターフェースの取り付けにかかる。
「これで最後、これで、これでやっと・・・」
ようやくナンバーズに、本当の自分に戻れる。
その高揚感と快感がスバルの胸を何度も打つ。
逸る気持ちを抑えながらスバルは両手に持ったインターフェースを頭に取り付けた。
すぐさまスバルの全身を電流のように快感が走る。
「はあぁぁっ・・・!!」
一際大きな喘ぎ声を上げるとスバルは俯き沈黙する。
「・・・・・・」
「おねえ、ちゃん・・・?」
急に動かなくなった姉を心配し、ノーヴェが恐る恐る声をかける。
「・・・・・・クスッ」
沈黙して以降ノーヴェが始めて聞いたスバルの声は笑い声だった。
「フフフ・・・っ、アハハハハハハハッ・・・!」
壊れたように一頻り笑ったスバルは愛おしげに自身を抱きしめる。
「ハァァ、最ッ高の気分!人間なんかじゃこんなキモチいい思いできないよ・・・!」
上気した表情でギュッと肩を抱くラバースーツ姿のスバル、その姿はとても淫靡な光景で正面から目の当たりにしたギンガとナンバーズ達は無意識の内に全身が疼くのを感じていた。
窓から月明かりが差し込み暗い室内を照らす。
狭い室内にいる9人の少女達は皆一様に全身を青と紫のラバースーツで包み互いに視姦するような眼差しで見詰め合う。
「似合ってるよギン姉。管理局の制服なんかよりもずっと素敵・・・」
「フフッ、当然よ。このスーツとこんな物を比べること自体おこがましいわ」
そう言ってギンガは足下に落ちていた衣服、先程まで自分が着ていた時空管理局の制服を踏みつける。
「それに似合っていて当たり前じゃない。コレは私達戦闘機人のためにドクターが作り上げたものなのだから」
ギンガがそういうとスバルはクスリと笑い試すような口調で質問する。
「あれぇ?ギン姉、私達って人間として生きていくんじゃなかったけ?」
スバルのわざとらしい問いにギンガも、周りのナンバーズ達も笑みを漏らす。
「フフフッ・・・以前の私だったなら、管理局にいいようにされていた愚かな私だったならそう言い続けていたかもね・・・」
「でもようやく全部思い出した」
「ええ、そう。私が何者なのか、私は・・・」
ギンガは胸元のプロテクター、『ⅩⅢ』と刻印されたプレートを指でなぞる。
「私はドクタースカリエッティに生み出された戦闘機人・・・」
ギンガの言葉にスバルが続く。
「ドクターを護りドクターのために行動する兵器・・・」
二人は同時に足を進め互いに歩みよる。
「そう、私は・・・」
「私達は・・・」
体を密着させ、息遣いが感じられる距離まで顔を近づけながら二人は同時に最後の言葉を口にする。
「「私達はナンバーズ」」
そう言って二人は抱き合い唇を重ねた。



「さて、皆準備はいいわね?」
先程までの淫蕩とした空気が嘘のように室内の雰囲気は張り詰めている。
どんな状態であろうと機械の如く意識を切り替えられる、彼女達が戦闘機人たる所以の一つだ。
「通信関連は?」
「先程提示連絡がなされたばかりだ。後数時間は気取られる危険性は無い」
ギンガの問いにチンクが毅然と答える。
「警報装置は?」
「ここに来る前に電源ごと壊してきたよ。予備電源も破壊したから何か有っても外にばれたりしないよ」
今度はセインが自慢げに答える。
「それじゃあ最後に、職員のほうは『始末』できた?」
「フフッ、大丈夫だよギン姉。定時連絡が終わってから全員『片付けた』から。今施設にいるのは私達だけだよ」
暗い笑みで答えるスバル。
その背後で他のナンバーズ達も同様の笑みを浮かべる。
「上出来ね。それじゃあ・・・」
ギンガはそういいながら口元を吊り上げる。
「あの、さ。ギン姉・・・」
ギンガが何かをいおうとした直後、スバルが声をかけた。
「その、まだ時間に余裕あるみたいだし・・・」
「邪魔者もいないじゃん?だからさ・・・」
スバルと共にノーヴェもギンガに言葉を投げる。
二人の顔は赤く上気し、何かを求めるような眼差しでギンガを見ている。
他の姉妹達も同様だ、皆一様に顔を赤らめギンガを見つめている。
妹達の様子を見て苦笑しながらギンガは言う。
「フフッ、しょうがないわね。皆もそろそろガマンできないみたいだし、ね・・・」
ギンガの許しが出ると、姉妹達の表情はパァッと明るいものになる。
皆の先頭にいたスバルとノーヴェは向き合うなり早速抱き合い唇を重ね始める。
「んっ・・・」
「ちゅっ、んん・・・」
たちまち二人の脳は麻薬のように快感に侵されていく。
「おねえちゃん、私今すっごくキモチいいの」
「私もだよ、ノーヴェ。全身が感じちゃっておかしくなりそう・・・」
そう言って二人は一層身体を密着させる。
互いの乳房が圧し合いその度にラバーの皮膜が擦れあう。
そんな二人に呆れつつもギンガは自分自身を振り返り苦笑する。
(私も人の事は言えないわね・・・)
既に彼女の秘部からは愛液が止まる事無く溢れ、動くたびにラバースーツの中にヌルヌルと広がっていく。
自分もこの快感を早く誰かと分かち合いたい。
逸る気持ちを抑えつつ、ギンガは誰かいないかと妹達を見回していると・・・。
「姉、上・・・」
ギンガが声のほうに振り向くと、姉妹の中で一番小柄な、しかしギンガを除けば一番の年長者であるナンバーⅤ、チンクがギンガの目の前に立っていた。
白い肌は真っ赤に染まり、眼帯に覆われていないもう片方の瞳から熱い眼差しをギンガに送っている。
「チンク・・・?」
「その・・・私と、シて、くれないか・・・?」
精一杯の勇気を振り絞るように懇願するチンク。
そんな愛らしい妹をギンガは優しく抱きしめた。
「ええ、キモチよくしてあげる。だからいっぱい甘えて良いわよチンク・・・」
「姉上・・・ううん、姉さま。一緒にキモチよくなりましょう・・・」
月が雲に隠れ室内が闇に閉ざされるその直前。
姉妹達の影が重なり合う。
彼女達の夜の長い夜が始まった。



それから数時間後・・・。
ミッドチルダの衛星軌道上にある軌道拘置所は炎に包まれていた。
警報が鳴り響き、各所で小規模な爆発が起こる。
燃え盛る炎の中、ギンガとスバルは其処にいた。
二人の周りには警備に就いていたであろう看守達の屍が転がっている。
「行きましょう、スバル。あの方が待ってるわ。」
「うん、ギン姉。」
体に付いた血を拭おうともせず二人は歩き出す。背後に姉妹達、ナンバーズを引きつれて。
そして彼女達はある扉の前で立ち止まる。
扉のプレートにはこう書かれていた。
『囚人番号××××-××× ジェイル・スカリエッティ』
扉を破壊し、二人は中に入る。
そして室内にいた男に言った。
「お待たせしました。」
「お迎えに上がりました、ドクター。」
新暦76年、海上隔離施設に拘留されていた戦闘機人達が蜂起、各世界の軌道刑務所を襲撃し、
収監されていたジェイル・スカリエッティと残りのナンバーズ達を連れ出し逃走すると言う事件が起こる。
それを知った人々は理解した。
『J・S事件』はまだ終わってなどいないと・・・。


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