FC2ブログ
2018 11 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2019 01

ナンバーズスーツprayその6

 【15//2018】

スランプに悩まされながらもなんとか書き上げることが出来ました。
応援してくれた皆様に御礼申し上げます。


「そう、それじゃあ今日は遅くなるのね」
彼女、ギンガ・ナカジマがそう言うとモニターの向こうに映る少女、妹のスバルが両手を合わせながら謝罪する。
『ホントゴメンねっ。ノーヴェと一緒にヴィヴィオ達の特訓に付き合うことになっちゃって・・・』
「気にしないで、私は大丈夫よ。それよりもヴィヴィオ達の事、頼んだわよ。しっかりしているといってもまだ9歳なんだから」
そう言うとスバルは満面の笑みでサムズアップする。
『任せてよっ!皆の見込みが早いし、今度の大会は優勝間違いなしだよ!』
「そういう意味じゃなくて・・・」
訂正しようとしたギンガだったがヴィヴィオ達に呼ばれたのかスバルは「またね」と言って通信を切ってしまった。
「ケガしないようにって言いたかったんだけど・・・まぁなのはさんもいるし大丈夫かな?さて・・・」
ギンガは椅子から立ち上がると部屋のクローゼットの前に立つ。
「スバル達は明後日まで戻らないし、私は私で楽むことにしようかな・・・」
そう言ってクローゼットを開け、中にしまわれている物をみてほくそ笑んだ。



「すまないなギンガ、買い物に付き合ってもらって・・・」
翌日、ギンガは妹のチンクとクラナガンの市街地を歩いていた。
「いいのよ。せっかくの休日だもの、出かけないともったいないわ」
そう答えるギンガの腕には今日買ったであろう大量の紙袋が抱えられていた。
「しかし・・・やはり荷物持ちを任せたようで申し訳ない。私がこの体型でなかったならな・・・」
そう言うチンクも荷物を抱えている。
ギンガの物よりも小ぶりだが、小柄な為か正面から見るとまるで紙袋が歩いているように見える。
「チンクは生真面目ね。だったら後で私のお願い聞いてくれたらおあいこにしてあげる」
「ふふっ、了解だ」
二人は笑い合ったあと、もう数件の店を回ってから家路についた。



そして買い物から帰ったチンクは早速ギンガの頼みを聞くことになった。
「ギンガ、その・・・本当にそれを着るのか?」
「勿論っ。お願い、聞いてくれるんでしょう?」
「そ、そうは言ったが・・・」
うろたえるチンクと妖しい笑みを浮かべるギンガ。
後ずさる妹をジリジリと壁際まで追い詰めたギンガは満面の笑みを浮かべながら言い放った。
「さぁチンク、これに着替えるのよっ!」
そう言って広げて見せたのは・・・。
フリルがふんだんに使われた可愛らしいゴシック調のドレスだった。
「前から思ってたのよね。これ、きっとチンクに似合うだろうって」
「いや、そんな可愛らしい服が私に似合う筈が・・・」
「い、い、か、らっ!着なさーいっ!」
こうしてチンクを強引に着替えさせたギンガは彼女を鏡の前に立たせる。
「わぁっ・・・」
視線の先、鏡に映った自分の姿を見てチンクは思わず声を上げた。
黒をベースに各所に白いフリルがあしらわれたドレスはきらめくような銀髪と相まって絶妙なコントラストを形成している。
右目につけた無骨な眼帯も可愛らしさを演出するためのアクセサリーに感じられた。
お人形さんの様・・・それ以外に表現できないほどに今のチンクは可憐だった。
「キャーっ!可愛い、可愛いわよチンクっ!やっぱり私の目に狂いはなかったわ・・・!」
黄色い声を上げ、カメラのシャッターを切るギンガといつになく興奮した姉のテンションに気圧され、たじろぐチンク。
「な、なあ姉上。もう気が済んだだろう?そろそろ着替えたいのだが・・・」
おずおずと提案するチンクにギンガは『ガバッ!』と大仰に振り向く。
「何をいってるの?まだ一着目でしょう?」
ギンガの言い放った言葉にチンクは凍り付いた。
「・・・まだ、一着目?」
「そうよ。あなたの為に用意した可愛い服はまだまだたくさんあるんだからっ!」
そう言ってギンガが部屋のクローゼットを開け放つ。
「んな゛っ・・・!?」
そこは正にメルヘンな世界だった。
白黒、ピンクに水色・・・色とりどりの服がハンガーにかかっている。
エプロンドレスにワンピース・・・どれもこれもがフリルやリボンがふんだんにあしらわれた着る者をキュートに見せる事だけに特化した究極の装備・・・。
何処で買ってきたのか、猫耳やウサ耳のカチューシャなども見られ、それをこれから自分が身に着けると分かった途端チンクの顔は一瞬で青ざめた。
「う、あ・・・あ、そうだ。用事を思い出した、姉上には申し訳ないがそろそろ失礼・・・」
何とかこの場から逃れようと踵を返すチンク、しかし・・・。
「チンク~?どこへ行くのかしらぁ?」
ギンガにガッチリと肩を掴まれる。
抵抗しようにも背丈も戦闘機人としてのパワーも負けているチンクはあっという間に引き戻されてしまった。
「さぁ、続けましょうかチンク・・・」
ドレスを手に爛々と目を輝かせながらにじり寄ってくるギンガ・・・。
「い、いや・・・いやぁぁぁっ!」
それを目の当りにしたチンクの力なき悲鳴がギンガの部屋にこだました。



「はぅ、はぅはぅ・・・」
「うーん、ちょっとはしゃぎすぎたかしら・・・」
部屋の隅でフルフルと震えるエプロンドレス(ウサ耳付き)姿のチンクをみてようやく落ち着きを取り戻したギンガは苦笑しながら呟いた。
あれからおよそ一時間、チンクはギンガの着せ替え人形にされた。
そして一通り着せ替えを堪能し、満足したのかギンガが一息ついているすきにチンクは部屋の隅で縮こまってしまったのだ。
「チンク、戻ってきて?ほら、もう着せ替えはしないから・・・」
「・・・ほ、本当?」
涙目で聞いてくるチンクはうさ耳のカチューシャも相まって正に怯えたウサギの様だ。
そんな妹の可愛らしい惨状にギンガは心ときめくのと同時に罪悪感を感じずにはいられなかった。
「本当よ?さっきはゴメンなさい、調子に乗ってたわ。だから、ね?」
床に座り妹と同じ視線の高さで優しく応対することでチンクも少しずつ落ち着きを取り戻す。
漸く解放されたと分かり、チンクはうなずくといそいそと着ていたエプロンドレスを脱ぎ始めた。
怖い思いをさせられた服とは言え、乱暴に脱ぎ捨てずに丁寧に畳んで返す辺り、チンクも少しは気に入ったのかもしれない。
そんなことを考えながら、最初にチンクが着ていた服を返そうとしてギンガは大切な事を思い出した。
「あっ・・・」
「ん?どうしたんだギンガ?」
服を脱ぎ下着姿のチンクが怪訝そうな顔でギンガに尋ねる。
「・・・その、ね?チンク、貴女の服なんだけど・・・洗濯しちゃった」
「・・・え?」
チンクは姉が何を言っているのか分からなかった。
いや、発言の内容は理解できた。
それがあまりにも突拍子も無い内容だった為、チンクの処理能力を超えていたのだ。
「ほら、服を残しておくと着せ替えの時に逃げられるかもしれないじゃない?だからその・・・全部洗っちゃったの」
ペロッと舌を出しながら語尾に音符が付いたような口調で弁明するギンガ。
チンクはギンガの事を尊敬していた。
姉としても一人の女性としても大人びた彼女に憧れにも似た好意を持っていた。
かつて敵として対峙し、重傷を負わせ、あまつさえ洗脳して妹のスバルと戦わざる負えない状況に追いやった者の一人である自分を家族として迎え入れてくれたことに心から感謝もしていた。
だが、物事には限度というものがある。
彼女の今回の行いが悪意や復讐心からではなく純粋な好意から行われたものだとしてもやっていい事と悪い事がある。
そう、たとえ神様だって今回ばかりは・・・目の前にいる邪智暴虐なる姉に怒りの丈をぶつけたとしても許してくれるだろう。
「えっと・・・チンク?」
床に座ったまま恐る恐る尋ねてくれるギンガにチンクはフラフラと歩み寄るとその脳天に強烈なチョップを叩きこんだ。



「うぅ・・・」
「全く、ここまで箍が外れるとは情けない」
「だって~」
「だってなんだ?」
「うっ・・・ごめんなさい、何でもないです」
妹からの一撃を食らい、割れるような頭痛に涙を零しながら謝るギンガに、チンクもようやく矛を収めた。
「しかし、どうしたものか・・・」
チンクはチラリと窓から外を見る。
閉じられたカーテンの隙間からは庭に干された洗濯物、先ほどギンガが洗ってしまったチンクの服達が風を浴びてソヨソヨと靡いているのが見える。
「天気がいいからいずれ乾くとは言え、それまで下着姿でいるのはな・・・」
「あー、そのことなんだけどね?チンクの服、まだ一着だけ残っているのがあったの」
ギンガの言葉にチンクは暗闇に光明が差すのを感じた。
「本当かギンガ!?その服はどこにっ?」
「えっと・・・これ」
そう言ってギンガが差し出したのは確かにチンクの服だった。
「こ、これは・・・」
艶めかしい光沢を放つ青と紫のラバースーツと付属のパーツ一式・・・。
「ナンバーズの戦闘服じゃないかっ!?」
数年前ミッドチルダを震撼させた『J.S事件』、その実行犯だったのがチンク達・・・ジェイル・スカリエッティによって生み出された戦闘機人達『ナンバーズ』だ。
ナンバーズは大部分が時空管理局の特務部隊、妹の一人であるスバルが所属していた機動6課に逮捕、または保護され、捜査に協力したチンク達は更生施設での拘留期間を経てナカジマ家に引き取られた。
当時使用していた装備品は押収後、技術部で解析と検証がなされ、後に殺傷力を持たないものはチンク達に返却された。
このスーツもその中の一つで本来なら処分されるはずだったがスバルの提案で姉妹達が各々で管理することになったのだ。
「確かに普通に洗えるものではないが、さすがにこれは・・・」
チンクは差し出されたスーツを着るのに躊躇いがあった。
これがかつての罪の象徴であるというのも理由の一つだが、主な理由はそのデザインにある。
全身にピッチリと張り付くボディスーツは戦闘の際に身体の動きを阻害しないと言う利点があるが、それは同時に身体のラインをくっきりと浮き彫りにしてしまうと言う問題点も抱えていた。
ナンバーズとして活動していた頃はそのことに何も感じなかったが、一人の人間として生活するようになり人並みに道徳や羞恥心を持つようになった今のチンクにとってこのスーツを着るのは到底遠慮したいものだった。
「やっぱりこのスーツは嫌?」
「ああ、やはりこれには躊躇いがな・・・」
「そう・・・それじゃあもう一度こっちのドレスを・・・」
「さて、仕方がない!服が乾くまでスーツを着ていよう!」
ギンガが先ほど自分に着せたフリフリなドレスを手に取ろうとしたのを見たチンクは先ほど刻まれたばかりのトラウマが蘇りかけ、慌ててスーツを手に自室へ駆け込むのであった。



「うぅ・・・」
手にしたスーツを見つめながら唸るチンク。
下着も脱ぐ必要性から自室で着替えることにしたチンクは部屋に戻ったところで再び躊躇いを感じていた。
「なぜあの頃は抵抗なくこれを着れたんだ?いや、それ以前に何故ドクターはこんなデザインの戦闘服にしたんだ・・・?」
前者の疑問はまともな情操教育を受けてこなかった弊害だと言われれば納得できる。
しかし校舎の疑問はどうやっても解明できそうにない。
(ドクターの趣味か?もしそうだったなら次に面会に行くのが躊躇われるのだが・・・)
自分の生みの親がニッチなフェチズムの持ち主だという可能性に気づいたチンクは頭を抱える。
「とは言え、着ないという選択肢は許されない、か・・・」
先程きつく叱ったが、恐らくギンガはいまだにチンクへの着せ替えを諦めていないだろう。
実際今も、ギンガの部屋からは微かながらゴソゴソと物音が聞こえてくる。
きっとこうしているこの瞬間も、彼女は虎視眈々機会を伺いる。
危ない笑みを浮かべながらドレスを選ぶ姉の姿を想像し、チンクは寒気を覚える。
「はぁ・・・とにかく、今はこれに着替えよう・・・」
最早退路が存在しないことを悟ったチンクは諦観を抱きながら着替え始めた。
下着を脱ぎ、生まれたままの姿となったチンクは首の開口部を開くとそこに足を挿入する。
少々抵抗があったもののかかとが入った後はスルリと両足がスーツに包まれる。
認めたくはないがこの防護スーツはチンクのこれまでの人生で最も長く着ていた服だ。
着るためのコツも体が覚えているので特にトラブルもなく、チンクはテキパキと身体をスーツに収めていく。
そのままスーツをたくし上げ、お尻や股間と言った下半身全てがスーツに覆われる。
指が多少つっかえたものの両腕もスーツに包まれ、先ほどと同様にスーツを引っ張り上げ上半身を包む。
胸の所が一切の抵抗を受けることなくスーツに入ってしまったことに軽くショックを受けつつもチンクは着替えを続け、背中や肩もスーツに収める。
スーツを着終わりプロテクターやエネルギーパックを装着し、最後に専用のベルトを腰に巻いて着替えは終了した。
「うぅ、やっぱり恥ずかしい・・・」
鏡に映った自分の姿を見てチンクは赤面する。
細い手足と凹凸の無い身体・・・。
そんな未発達で幼さ溢れる身体を包むのは青と紫のピッチリとしたラバースーツ。
J.S事件の時に羽織っていた耐爆性シェルコートも今は無いため、隠しようのない自身のボディラインにチンクの羞恥心は一層高まってしまう。
チンクが恥ずかしさのあまり、直ぐに鏡から目を背けた直後、ドアがノックされる。
「チンク?着替え終わった?」
扉の向こうからギンガの声で我に返ったチンクは慌てて答えた。
「あ、あぁ。大丈夫だギンガ、入ってきて構わない」
「分かったわ、じゃあ入るわね」
ドアノブが回り扉が開く。
「えっ・・・えぇっ!?」
現れたギンガを見てチンクは一瞬茫然となり、次に驚きの声を上げた。
「えへへ・・・着て見ちゃった」
部屋に入ってきたギンガの身体はチンクと同じナンバーズスーツの青と紫の光沢で艶めかしく輝いていた。



「ギンガ、その格好・・・」
未だ驚愕が収まらないチンクの言葉にギンガは照れたようにはにかみながら答える。
「だってほら、わたしのせいでこんな事になったんだし・・・二人で着れば少し恥ずかしくなくなるでしょ?」
そう言いながらクルクルと回ってポーズを決めるギンガ。
どうやら先ほど聞こえていた物音はスーツに着替えている音だったようだ。
「ど、どお?似似合ってる、かな・・・?」
恥じらいながら問いかけてくる姉にギンガは即答することができなった。
スラリとした手足に細く引き締まったウエスト、それとは逆に砲弾の様な胸と桃の様に形の良いお尻・・・。
女性らしさをこれでもかと詰め込んだような身体をナンバーズスーツに閉じ込めた姿。
恥じらいから赤く頬を染まったギンガの表情も相まって同性のチンクですらドキリとするほど、今のギンガは美しかった。
「あ、あぁ・・・とても、キレイだ・・・」
「そう?ありがとう・・・」
褒められたのが嬉しいのか、素直に喜ぶギンガ。
その様子を見たチンクが真っ先に感じたのは安堵だった。
それは先ほどの様にギンガが暴走しなかったためではない。
否、それも無いことは無いがチンクが最も心配していたのはギンガの心に対してである。
先に述べた通り、ギンガとチンクは最初は敵として対峙し合った間柄だ。
スカリエッティとは別の誰かが生み出した戦闘機人『タイプゼロシリーズ』それがギンガとスバルだ。
二人に興味を持ったスカリエッティはチンク達ナンバーズにタイプゼロの回収を命じ、彼女たちは見事タイプゼロ・ファースト・・・ギンガの確保に成功した。
その直後現れたセカンド・・・スバルとの戦闘でチンクは大破し、彼女の抜けた戦力の穴を埋めるべくスカリエッティはギンガを再調整してナンバーズのナンバーⅩⅢとして投入したのだ。
今ギンガが着ているのはその時着ていたスーツで、ナンバーⅩⅢとなり感情を記憶と感情を凍結されたギンガはそのスーツを身に纏い、事件の最終局面で妹のスバルと激突した。
結果的にスバルが勝利しギンガは保護されたが、もし歴史が変わっていたら彼女は今もナンバーⅩⅢとしてこのスーツを纏っていただろう。
そんな忌まわしい過去の象徴と言えるスーツを来たギンガをチンクは心配したが、どうやらそれは杞憂に終わったようだ。
スーツに羞恥心こそ感じているが、それ以外・・・嫌悪感やトラウマと言ったものは感じていないようだ。
「どうかしたの?」
急に安堵の表情を浮かべたチンクにギンガが問う。
「ん?いや、ギンガはそのスーツを着るのが嫌だと思っていたからな」
チンクの答えに納得したのかギンガは「ああ」と手を叩いた。
「心配してくれてたのね?ありがとう、チンク。でも大丈夫よ、この通りスーツを着ても何も感じないわ」
そう言って腰と胸に手を当てて答えるギンガ。
堂々たるその姿は正にチンクが知っている普段のギンガ・・・自分が理想とする姉の中の姉そのものだった。
「その様だな、安心した」
チンクがそう言ったところで二人の会話は途切れ、姉妹は沈黙したまま互いの身体を見つめ合う。
(やっぱりギンガはきれいだな・・・)
ストライカーとして鍛えられたしなやかな四肢とメリハリのついたボディ。
それらをナンバーズスーツで余すところなく包み込んだ姿は女性らしい美しさだけでなく、どこか淫靡で妖しげな美しさもあった。
(うぅ、それに比べて・・・)
チンクは自分の身体を見下ろす。
低い身長に凹凸の無い平坦な身体・・・。
ナンバーズでもナカジマ家でも、自分は年長組の筈なのに姉妹の誰よりも発育が遅れている。
もし一生このままの体型だったら・・・そんなことを考えているうちにチンクの心はどんどん重くなっていく。
そんな鬱屈とした感情を取り払ってくれたのはギンガだった。
「・・・とてもキレイよ、チンク」
「えっ?」
今、姉は何と言ってくれた?
このちんちくりんな自分を、キレイと言った?
「変なことを言うな?こんな幼児体系の私がキレイなどと・・・」
しかしチンクの反論はギンガの抱擁によって強制的に中断させられた。
「わふっ!?ギ、ギンガ・・・!?」
突然の事に驚きを隠せないチンク。
しかし彼女が言葉を止めた理由は驚きだけではなかった。
「んっ、はぁん・・・」
抱き合い密着したギンガとチンク・・・。
二人の身体と身体がラバースーツ越しにこすれ合い、流れ込んでくる快感にチンクの性感はどんどん高まっていった。
(なんだ、これは・・・)
始めて感じる感覚、会場隔離施設の授業では教わらなかった性の快感にチンクは言葉を失った。
「チンク、自分を卑下なんてしちゃダメよ」
快感に放心しているチンクにギンガが語り掛ける。
「んっ、ギンガ・・・?」
「ほら、ちゃんと自分を見て・・・」
ギンガに促され、もう一度鏡と向き合うチンク。
「あっ・・・」
サラサラの銀髪に幼さが残るが凛とした顔立ち。
未成熟な身体は青と紫のラバースーツにピッチリと包まれ、幼さと色気と言う相反する二つの魅力を際立たせている。
彼女を抱きしめるギンガもお揃いのスーツに身を包み、スーツ姿で抱き合う二人からは背徳的な美しさに、チンクは鏡から目を離せなくなっていた。
「どお?キレイでしょ?」
「・・・うん」
身を屈め、耳元でささやくギンガに、チンクはそれ以上の言葉を返せなかった。
鏡に映る自分とギンガ、ナンバーズの姿で抱き合う二人・・・。
それは本来あり得ない光景、しかしもしかしたらあったかもしれない可能性の未来の光景だった。
「フフッ、こうしているとまるでナンバーズになったみたい・・・」
「ギンガ?」
チンクを抱きながら呟くギンガの声はどこか寂しさを感じさせるものだった。
「もし、もっと早くチンクとこうなれたのならナンバーズでも・・・サーティーンのままでいてもよかったかも・・・」
ギンガの呟き、それは正に禁断の妄想。
決してあってはならない未来の光景だった。
「ギンガっ、悪い冗談はやめてくれ」
さすがに看過できなかったチンクはギンガをたしなめる。
しかし・・・。
「・・・いいえ、私は本気よ」
「なっ・・・」
チンクは絶句した。
ギンガの眼差しが、発する声が、すべてが本気だとチンクに告げていた。
「私は皆の為なら、チンク達が望むなら・・・またナンバーズのサーティーンになる覚悟があるわ」
「ギンガ・・・」
決意のこもった眼差しで見つめられたチンクの内心はあらゆる感情が吹き荒れていた。
不安や後悔に罪悪感、そして喜びや期待・・・。
(いや、まて・・・期待だと?)
不安はギンガが本当にサーティーンに戻ってしまったらどうしようというものだ。
後悔や罪悪感も分かる、ギンガにこんな決意を背負わせた原因は自分たちナンバーズにある。
喜びはギンガが自分たちをそこまで大切に思ってくれていたことに対するもの。
だが、期待とは・・・。
(ギンガがナンバーズに、サーティーンになることに期待しているというのか!?馬鹿馬鹿しい・・・っ!)
チンクはその考えを否定しようとする。
しかしその過程で一瞬ではあるが想像してしまった。
サーティーンになったギンガ、彼女がナンバーズスーツに身を包みナンバーズの一員として、自分の妹として活動する姿を。
そんな彼女に自分は・・・。
「・・・・・・っ!」
チンクは顔を真っ赤にしながら頭をブンブンと横に振り先ほどの想像を振り払う。
「チンク?」
「なっ!何でもない!私は何も考えていないぞ!」
「う、うん・・・」
慌てふためくチンクにギンガはたじろぐ。
「まぁ、安心して。物の例えよ、それくらいあなた達を愛しているってこと」
「へ?あ、あぁ、なるほど。そうだな、そうだよな・・・安心した」
ギンガの言葉に安堵するチンク。
「でも・・・」
「え?わっ・・・!?」
ギンガは突然チンクを強く抱きしめる。
「フフッ、せっかくこのスーツを着たんだもの。今だけはサーティーンに・・・チンクの妹でいさせて、ね?」
頑なに否定していたチンクだが、やはり心のどこかでそれを望んでいたのかもしれない。
「・・・うん」
姉の・・・否、妹の言葉にチンクはただ頷いた。
ギンガの腕に抱かれるチンク。
互いの身体が密着し、こそばゆい快感がチンクの心をくすぐる。
「な、なぁ、ギンガ・・・」
ギンガの腕の中からチンクは彼女に声をかける。
「フフッ、違うでしょう?このスーツを着ている間は私はギンガじゃなくてナンバーズのナンバーⅩⅢ(サーティーン)、あなたの妹ですよ?チ・ン・ク・ね・え・さ・まっ」
そう言われてチンクが振り向けばギンガの瞳は戦闘機人モードを起動したのか翡翠色から金色へと変わった。
どうやら彼女は本当にサーティーンになりきるつもりらしい。
「そ、そうだな。さ、サーティーン・・・」
「はい、チンク姉様。それで、なんでしょうか?」
ギンガ・・・サーティーンから問い返されて、言うべきか否か悩んだ末にチンクは口を開いた。
「その、なんだか・・・変なんだ」
顔を真っ赤にしてしどろもどろになりながらチンクは語る。
「お前を見ていると、ドキドキする。胸が締め付けられて、その・・・アソコが疼いて止まらないんだ。これではまるで・・・」
「まるで恋をしている。そう仰りたいのですね?」
「・・・うん」
サーティーンに正鵠を突かれ、チンクは真っ赤な顔を俯かせながら頷く。
「さっきまではこんな事感じなかったんだ。だがお前がそのスーツを着てから、ギンガがサーティンになってからこの思いが湧き上がって止まらないんだ・・・」
姉の告白を聞いててサーティーンは悪戯染みた笑みを浮かべながら口を開く。
「なるほど、つまり・・・チンク姉様は女性に、しかも妹のナンバーズスーツ姿にドキドキしている、下品な言い方ですが私に欲情してしまったんですね?」
「~~~~~~~っ!」
チンクは耳たぶまで真っ赤にしながら両手で顔を抑える。
姉の可愛らしいリアクションに嗜虐心をくすぐられるサーティーン。
このままチンクを弄り続けるのもいいが、さすがにそれはかわいそうだろう。
何より自分の身体が、ラバースーツを食い破らんばかりに欲しているのだ、腕の中にいる小さな姉妹を・・・。
暴れ始めた欲望を抑えきれないと分かったギンガは素直にそれに従うことにした。
「安心してください、姉様はおかしくありませんよ」
「えっ・・・はぅっ!?」
サーティーンは優しく諭すと、チンクの耳たぶに口づけを落とす。
「チュッ・・・だって、私も姉様がと同じですから。スーツに全身をピッチリ包まれて、同じ格好で気持ちよさそうにしている姉様を見てたら・・・エッチな気持ちになってきちゃいましたから」
艶っぽいサーティーンの言葉と共に、彼女の手がチンクの身体を弄るように撫でまわす。
「んっ、あぁっ・・・!?さ、サーティーンっ?んんっ・・・っ!?」
発生した快感はナンバーズスーツよって逃げ場の無くなったチンクの身体にダイレクトに流し込まれ、スーツの上をサーティーンの手が滑るたびにその下に隠されたチンクの白い肌は放たれた快感の全てを浴びせられる。
その快楽の嵐をサーティーンに抱きしめられたチンクは全身から受け、の身体は感電したかのように痙攣する。
「ふふっ・・・緊張してるんですね?姉様のここ、こんなに固くなってる・・・」
ギンガはそう言うとチンクの胸、その小さな膨らみの頂点に屹立する乳首を指で突いた。
「ぁんっ?」
ひと際敏感になった其処を触られ、チンクの身体は一段と激しく跳ね上がる。
「んぅっ、あんっ!なに、これ・・・こんなの、知らない。こんなキモチいいこと・・・」
全身から伝わってくる快感、それはナンバーズ時代に学んだ知識にも、更生施設で教わったものの中にも存在しないものだった。
「はぁ、ふふっ・・・キモチいいでしょう?それが快感ですよ姉様、人が感じる感覚の中で一番キモチいい物。幸せに感じられる素敵な感覚です」
「ハァ、ハァ、さーてぃー・・・んむっ!?」
サーティーンはそう説明しながらチンクの口づけを交わす。
これまでとは違う、優しく包み込むような快感にぐちゃぐちゃに混乱していたチンクの思考は落ち着きを取り戻す。
「んっ・・・んちゅ、あふん・・・」
「ふぁ、んむ・・・ぷはっ、さ、サーティーン・・・」
「はい、姉様?」
唇を離すとチンクは何かを言おうとして口ごもる。
(カラダがキモチいい・・・胸がドキドキする。あそこもキュンキュンして、もっと、ほしい・・・)
しかしチンクは何が欲しいのか、直ぐに言う事が出来なかった。
(何が欲しいんだ?快楽?いや、それも欲しいが一番欲しいのは違う。じゃあ一体何が・・・?)
悩んで顔を上げるとそこには自分を見下ろす妹、サーティーンの顔があった。
二人の視線が交錯し、そのまま無言で見つめ合う。
(サーティーンの目、キレイだなぁ・・・)
ギンガの時とは違う、金色に輝くサーティーンの瞳・・・。
それを見つめているチンクはまるで吸い込まれていくように感じ目が離せない。
その瞬間、チンクの中でパズルのピースが合わさったように、彼女の疑問が氷解していくのを感じた。
(あぁ、そうか・・・私が欲しかったのは、求めているのは・・・)
それに気づいたチンクは背を伸ばし・・・。
「えっ?ねえさ、んっ・・・!?」
サーティーンと唇を重ねた。
「んちゅ・・・あむ、れろ・・・」
「んふ、あふん・・・んん」
先ほどとは違い、チンクは積極的に舌を絡めていき、サーティーンをリードする。
クチュクチュとお互いの唾液が混ざり合い、それが喉を通って体内に戻っていく。
「んく・・・プハッ、ハァ、ハァァ・・・チンク?」
チンクの予想外の行動にサーティーンの演技も忘れ思わずいつもの口調に戻るギンガ。
しかし次にチンクの口から出たのは更に予想外の言葉だった。
「サーティーン・・・いいやギンガ、好きだ」
「・・・えっ?」
目を天にするギンガに対してチンクは続ける。
「あの事件で重傷を負わせた私を、スバルと戦う原因になった私をギンガは許してくれた。家族として受け入れてくれた。そんなギンガの優しさと心の強さに私は惹かれてたんだ」
チンクはギンガの腕の中から抜け出し彼女と向き合う。
「このスーツを着てからおかしいんだ。ギンガを見て欲情して、黒々とした欲望が溢れてくる。今もそうだ・・・」
チンクはギュッと自分の身体を抱きしめる。
「ギンガが欲しい。妹としてギンガに愛される様を、サーティーンになったギンガに欲望の限りを尽くす様を想像すると全身が疼いてしかたないんだっ」
疼く身体を慰めようと身体を撫でまわすチンク。
しかし撫でれば撫でるほど、彼女の性感は高まり、疼きと欲求は強くなっていく。
「人として間違っているのは分かっている、ギンガの教えに反する事も承知の上だ。でも私は、ギンガが好きなんだ・・・」
チンクが言い終わったのとギンガが彼女を抱きしめたのは同時だった。
「んふっ・・・?」
「ゴメンね、チンク・・・私のせいで辛い思いさせちゃったね・・・」
更生施設でギンガはチンクを含めたナンバーズに外の世界の事を数多く教えた。
人々が暮らす社会のシステムとそれに課せられたルール。
それらは彼女たちが一刻も早く社会になじめるようにと教えたものだ。
しかしそれが今、逆にチンクを苦しめる結果を生んでしまった事に、ギンガは深い悔いを感じた。
「そんな、これはギンガが悪いわけじゃ・・・」
「それでも私が教えたことがチンクを苦しめているのは事実よ・・・」
「・・・・・・」
黙り込む二人。
先ほどとは一転して重い空気が漂う中、ギンガが口を開いた。
「ねぇ、チンク・・・提案なんだけれど・・・」
「え?」
「二人で、悪い子になってみようか?」
ギンガの提案は思いもよらない物だった。
「それはつまり・・・決まりを破る、と言うことか?」
「ええ、わたしとあなた。二人でね?」
この場合の決まりと言うのはギンガから教わった社会のルールの事。
それを破るということは・・・。
「私と、ギンガで・・・その、愛し合うということ・・・だよな?」
「フフッ、当たり」
ギンガはいたずら心に満ちた笑みを浮かべる。
「二人いっしょならルール違反も怖くないでしょ?ううん、違うわね・・・」
「それはどういうことだ?」
ギンガの意味深な発言を訝しむチンク。
「あのね、チンク・・・私。いいえ、私達はチンクに内緒でこういう事をしてたの。以前から・・・」
「えっ・・・」
それからギンガは全てを告白した。
最初はギンガが隠していた押収品をスバルが見つけた事。
中にあったスーツを好奇心から来て、その快感から身体を慰めた事。
翌日にはノーヴェと、その日の夕方にはギンガも交えて愛し合ったこと。
この快感を姉妹みんなで共有しようというスバルの計画。
それからディエチ、ウェンディ、さらにはティアナもスーツの快感に魅入られ姉妹(こいびと)になった事。
そして・・・。
「そしてチンク、あなたも仲間に・・・姉妹(こいびと)になってほしいの・・・」
自分がチンクを仲間に引き入れようと画策していたことも話した。
「そう、だったのか・・・」
小さく呟くチンク。
しかしその声に侮蔑や憎しみは感じられなかった。
「こんな風に想っていたのは、私だけじゃなかったんだな・・・」
「ええ、チンク。私も、姉妹みんな想いは同じよ」
「・・・ギンガっ」
ギンガをギュッと抱きしめるチンク。
「もっと早く、教えてほしかったのに・・・ヒドイじゃないかっ」
頬を膨らませていじけて見せるチンク。
普段の大人びた雰囲気とは真逆の、見た目相応の可愛らしい仕草に、ギンガは知らぬ間に表情を崩していた。
「フフッ、ゴメンね。姉妹の中では最後になっちゃったけれど、その代わりこれからいっぱい愛し合いましょう、チンク・・・」
「ああ。それじゃあ、その・・・よろしく頼む。サーティーン・・・」
「・・・はい、お任せください。チンク姉様」
そう言うとギンガ・・・サーティーンはチンクの額に優しくキスをした。



サーティーンに促されてベッドで仰向けになったチンクの上にサーティーンが覆いかぶさる。
「フフッ、緊張してるんですね?姉様ったら可愛い・・・」
クスリと笑う妹に赤面するチンク。
「茶化さないでくれ。初めてなんだから、仕方無いだろう・・・」
「ええ、でも心配しないでください。私が、ちゃんとリードしますから・・・」
そう言うとサーティーンはチンクのお腹をスッと撫でる。
「んっ・・・」
するとチンクの身体をゾワゾワっと快感が巡る。
「さぁ、姉様。力を抜いて、リラックスして・・・」
妹の言葉に従い、チンクは一度深呼吸をし、息を吐きながら全身の力を抜く。
脱力しきった姉の小さな体躯に、サーティーンは自分の身体を密着させる。
「んっ・・・」
「アっ・・・」
押し付けられた乳房が形を変え、秘所に押し付けられた太ももから愛液が滴る。
「ハァ、ハァ・・・フフッ、ねえさまぁ・・・んっ」
「んちゅ、しゃ、しゃーてぃーん・・・んふ・・・」
サーティーンの重ねた唇にチンクは舌を絡ませることで応え、二人は積極的に互いを求めあう。
「プハァ・・・あぁ、ねぇさまぁ・・・」
二人は一度見つめ合うと同時に頷き、身体を上下左右に動かし始める。
「んっ、はぁんっ・・・」
「ふぁぁ・・・キモチ、いぃ・・・」
密着し合った身体がラバースーツ越しにこすれ合い、次第にそのスピードは速くなっていく。
「アッ、はぁっ・・・ひゃんっ!」
「んっあっ・・・んぁあんっ!」
ナンバーズスーツ姿で抱き合い、敏感になっていた二人の性感は突如襲ってきたこの快感に爆発的に反応した。
「あぁんっ!・・・んっ、ねぇさま、ねぇさまぁ・・・!」
チンクを抱きしめるサーティーンの腕に力が入りチンクの顔が胸にうずまる。
「んむっ!?さ、サーティーン・・・!?」
驚くチンクであったが、サーティーンは止まらない。
「ハァッ、ハァッ・・・ねえさまっ、ねぇさまっねぇさまぁ・・・」
その腕はしがみつくかのようにチンクを強く抱きしめ、その様はまるで甘えているかのようだった。
(いや、これは甘えているのか・・・)
そこでチンクはこれまでのギンガを振り返る。
幼いころに母であるクイントを戦闘機人事件で失い、自分と二つしか変わらないスバルの母親代わりとなって彼女の心を支え、J.S事件で母の仇であるスカリエッティに洗脳されスバルと望まぬ対決を強いられる。
事件後も自分たちナンバーズの更生に腐心し、刑期が終わると姉として自分たちを支えてくれている。
(・・・父上も生活を守るために働かれているしな、彼女には甘えられる相手がいなかったと言う事か・・・)
だから今、サーティーンに・・・妹になりチンクと言う甘えられる姉が出来たことでこれまで固く結ばれていた心の箍が外れてしまったのだろう。
(ならば、姉である自分のなすべきことは・・・)
チンクは息を荒げるサーティーンの頭を撫でる。
「全く、サーティーンは甘えん坊だな。いいぞ、姉がいっぱい可愛がってやろう・・・」
普段妹たちにする以上の、普段ギンガが自分たちに向けるような包容力溢れる笑顔でギンガに微笑んだ。
チンクの言葉にサーティーンは暫しポカンとするが、姉が自分を受け入れてくれたことに気づくと目じりに涙を溜めながら微笑んだ。
「っ!・・・はいっ、姉様・・・」
二人は互いに抱き合うと、もはや何度目か分からなくなったキスをする。
「んっ・・・」
「ん、ふぅ・・・」
その間もチンクの手はサーティーンの身体を撫でまわし、サーティーンはチンクと身体をこすり合わせる。
「んっ、ふぅっ・・・ふぁあっ!」
「ぅん・・・んんっ、ひゃんっ!」
唇を重ね合ったまま二人は愛撫を続け、息継ぎの合間に口から嬌声が漏れる。
互いの身体をキャンパスに、秘所と言う筆を使って二人は愛液でしゃせいを続ける。
「あっ、あっあっ・・・!いい、それいいのぉ・・・!」
「んっ、くぅ・・・私も・・・ねぇさまぁ、それ、もっとして・・・あんっ!」
ベッドの上で絡み合う艶めかしいラバースーツ姿の少女達・・・。
それは淫靡で美しい、完成された芸術だった。
それでも二人は休むことなく互いの身体(キャンパス)に性器(ふで)を走らせる。
「ひゃんっ!・・・んっ、好きっ、大好きだっ。サーティーン・・・っ!」
「んっあっ・・・わ、私も、です・・・お慕いしてますっ、チンクねえさまぁっ・・・!」
互いに思いを口にして確認し合った二人は、今度はそれを行動で表すべく、チンクの手はサーティーンの、サーティーンの手はチンクの秘部に伸びていく。
既に愛液でぐっしょりと濡れていた姉妹の秘所はクチュリと音を立てながら相手の指を飲み込んでいく。
「んっ・・・いくぞ、サーティーン・・・」
「ハァ、ハァ・・・はい、姉様・・・」
チンクとサーティーンは頷き合うと、奥まで挿入した指を動かし始めた。
「あぁっ!」
「はぁんっ!!」
襲ってきた快感に二人は思わず声を上げるが、手は休むことなく相手の秘部を蹂躙する。
指が膣壁をこする度に割れ目から愛液が零れ、ベッドのシーツのシミが広がっていく。
膣から放たれる快感はこれまでの愛撫とは比べ物にならない衝撃を姉妹にもたらし、二人はビクビクと身体を震わせながらも尚、互いの秘所を犯す手は決して止めない。
突き入れ、引き抜き、かき回す。
強化金属骨格と合成筋肉でできた彼女達の腕と指は更にその速さと正確さを増し、敏感になった身体を着実に蝕んでいく。
子宮から文字通り生まれた快感はラバーに包まれ、逃げ場を失い身体の中に蓄積されていく。
「んっ、あっあっあぁっ・・・!ねぇ、さま・・・私、わたし、もぅ・・・あんっ!」
「ハァハァァ・・・んっ、ああ・・・姉もだ。はぁんっ・・・いっしょに、イこう。サーティーン・・・っ!」
溜まりに溜まった快感は彼女たちの中で熱を帯びやがてガソリンが気化するかのように膨張していく。
そんないつ爆発してもおかしくない性感に快感の炎は容赦なく浴びせられ・・・。
「あっあっ・・・!イクッ、イクッイくぅっ!ねぇさまの指でっ・・・!イクうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ!!!」
「んぁっはぁっ!さ、サーティーンっ、サーティーンっ!ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
爆発した。



「ハァ、ハァ・・・んっ、ねぇさまぁ・・・」
「はぁ、はぁ、はぁぁ・・・サーティーン・・・」
こそばゆい余韻に包まれながら、チンクとサーティーンはベッドの腕で抱き合っていた。
「なぁ、サーティン」
ふとチンクが声をかける。
「はい、チンク姉様?」
それに対しサーティーンはこれまでと変わらず答える。
「えっと、その、だな・・・そろそろギンガに、戻ってほしいんだが・・・」
照れくさそうに頼むチンクにサーティーンは一瞬キョトンとするが、直ぐにクスリと笑って見せた。
「フフッ、分かりました。これでいいかしらチンク?」
サーティンの瞳の色が本来の翡翠色に変わり、口調ももとのそれに戻ったのを確認してチンクは彼女が自分の姉、ギンガに戻ったのだとわかった。
「ああ。そ、それで・・・もう一つ頼みを聞いてもらってもいいか?」
「なあに?お姉ちゃんに行ってみて?」
これから彼女が言おうとしている事が分かったのか、ギンガは余裕のある態度でチンクに問う。
「・・・今度は、私が甘えても、いいだろうか?」
ギンガとチンクにはいくつかの共通点が存在する。
それは外見に関することではなく内面、彼女の心の在り方やそれに伴うある悩みであった。
姉として妹たちを守り、同時に模範として彼女たちを導く・・・それを胸に彼女たちは生きてきた。
しかし年長者たらんとするがために心を許せる存在、甘えられる相手は存在しなかった。
ギンガが仕事で忙しい父に甘えられなかったようにチンクもまた甘えられる相手に恵まれなかった。
創造主であったスカリエッティはもとより彼の計画の遂行にすべてを捧げた長女ウーノ。
任務で管理局内に潜伏し、ほとんど会う事の出来なかった次女ドゥーエ。
武人気質だった三女のトーレと稼働が自分よりも遅かった謀略化の四女クァットロも甘えられる相手ではなかった。
それでもナンバーズであった頃は兵器であるこの身に甘えは不要と自信を厳しく律して来た。
事件が終わり一人の人間として生きていくことになり、ナカジマ家に引き取られギンガと言う姉に出会ったチンクが彼女に惹かれるのに時間はかからなかった。
先ほどギンガをサーティーンとして服従させることに背徳感と共に劣情と性的快感を感じたチンクであったが、彼女が妹として自分に甘えれば甘えるほど、これまでとは違う欲求が胸から湧き上がってきた。
ギンガに甘えたい、妹としてあの包容力溢れる姉に抱きしめられ、めいっぱい愛情を注がれたい。
今まで律してた分、自由を手にした今、彼女の欲求は抑えが効かずどんどん強くなっていった。
「その、やっぱり子供っぽいだろうか・・・」
そう言ってシュンと項垂れるチンクの頭をギンガは優しくなでる。
「そんなことないわよ。それにさっきの私を思い出して」
そう言われてチンクは先ほどまでのギンガ・・・サーティーンの事を思い浮かべる。
自分の事をチンク姉様と呼びひたすらに甘え、求めてくる姿を彼女は思い出す。
「フフッ、私もあれだけチンクに甘えたんだもの。今度はあなたが私の妹、一杯甘えていいのよ・・・」
「・・・本当?」
「ええ、勿論よ」
そう言うとギンガは両腕を広げていった。
「さぁ、おいで。チンク・・・」
「・・・はい、姉様」
胸に飛び込んできたチンクをギンガは優しく抱きしめた。



「んっ、ちゅ・・・ちゅぷ、んふ・・・」
「はぁ、あっ・・・」
部屋の中に艶のあるギンガの吐息が木霊する。
彼女の腕の中には抱きしめられたチンクが身体にしがみ付き、右の乳房に吸い付いている。
「んっ、はぁぁ・・・フフッ、チンクったら・・・私のおっぱいそんなに気に入ったの?」
「んちゅ、ん・・・はい、ねぇしゃま・・・」
乳首をしゃぶっていたからだろうか、舌っ足らずなその声は彼女の幼い外見も相まってギンガの保護欲と劣情を盛大に掻き立てた。
「いいわよ、好きなだけあげる。フフッ、なんだか妹じゃなくて赤ちゃんみたいね・・・よしよし、いい子ね。私の可愛いチンク・・・」
「んっ、ふぅ・・・」
頭を優しく撫でられる心地よさにチンクは子猫の様にギンガにじゃれ付く。
そんな可愛らしい妹の頬に、耳に、唇にギンガは口づけしていく。
「んっふぁぁっ・・・ねえしゃま、んっ・・・」
「ちゅ・・・ぷはっ、フフッ」
未だ恍惚としているチンクにギンガは更にキスを続ける。
首筋、乳首、へそとギンガは唇を落としながら徐々に下へ降りていく。
「ね、ねぇしゃま・・・だめぇ・・・」
イヤイヤと首を横に振るチンクにギンガはニヤリと笑みを浮かべながら問いかけた。
「どうしたのチンク?もしかして、やめて欲しいの?」
「そ、それは・・・」
チンクが返答を躊躇っているとギンガは更に意地悪な言葉を投げかけた。
「チンクが嫌がっているって気づけなくてごめんなさい。これはもうやめるわね」
そう言ってギンガは身体を起こし、彼女の顔がチンクの股間から離れようとしたとき・・・。
「待って・・・っ!」
チンクの制止を受けそこで止まった。
「チンク?」
「・・・うぅ、嫌じゃ、ない・・・ううん、して・・・ほしいの。ねぇさま・・・」
涙目で訴える妹に劣情と共に罪悪感が込み上げてきたギンガは一度身体を起こすとチンクを再度抱きしめた。
「ゴメンね、チンクがあまりにも可愛いからイジワルしちゃったの」
「ねぇしゃま・・・?」
腕の中で顔を上げこちらを見つめるチンク。
彼女の髪を手櫛でサラサラと梳かしながらギンガは続ける。
「それとね、わたしもう一つ黙っていたことがあるの。私もね、あなたの事が好きだったの・・・」
「えっ・・・?」
チンクを抱きしめるギンガの腕に力が籠る。
「始めてあなたと会った時、あの事件が終わってから会場隔離施設で再開したとき・・・あの時のチンク、とっても凛々しかった」
ギンガはその時のチンクの姿を思い出しながら語る。
「家族の為に、妹たちの為に強くあろうとするチンクが、小さいはずのあなたがとても大きく見えた・・・あなたの姿に惹かれていたの」
「ギンガ・・・」
「だから私からも告白させて。チンク、あなたの事を愛してるわ・・・」
無言で見つめあうギンガとチンク。
熱のこもった視線を交わし合い、それを受けた為か互いの体温が上昇する。
「何だ、私達・・・黙っていただけで相思相愛だったんだな」
「フフッ・・・ええ、そうね」
二人そろって思いを秘め合っていたのがおかしく感じ、二人は同時に笑い合う。
「フフッ・・・そういえば私も、まださっきの誘にしっかり答えてなかったな・・・」
そういてチンクはギンガの手を握った。
「ギンガ、私からもお願いしたい。私も姉妹(こいびと)に加えてほしい。皆と、何よりギンガともっと愛し合いたいんだ・・・」
「・・・ええ、よろこんで」
そう言うとギンガは新たに仲間に加わった妹を抱き寄せる。
チンクもそれを受け入れ、距離は徐々に縮まっていく。
互いの身体が密着し合い、ついに二人の顔も・・・。
「ん・・・」
「ちゅ・・・」
互いの距離がゼロになって唇が重なり合い、誓いの口づけが交わされた。



「それじゃあ、いいわね?」
「うん、おねがい・・・ねえさま」
晴れて結ばれた二人はすぐさま先ほどの続きを始めた。
チンクの両脚がひらかれ、露わになった彼女の股間にギンガの唇が近づけられる。
「んっ・・・」
「ふぅっ・・・!」
姉が淫唇に接吻した瞬間、猛烈な快感がチンクを襲う。
「んふ、キモチいい?待っててね、もっとキモチよくしてあげる・・・んちゅ」
「あぁっ!」
ギンガの舌が割れ目を押し広げ侵入してくる。
クリトリスを舐めとり、愛液をかき出すかのように膣壁を嘗め回す。
「んっ、ふぁ・・・あはぁんっ!やっ、ねぇしゃまっ!ふぁあぁんっ!」
休むことなく襲撃を繰り返す快感の本流に、チンクは一切抗う事を許されず押し流されていく。
膣の中で這いまわる姉の舌に狂いそうになっていたチンクであったが、それまで彼女を蹂躙していた快感がふと、急に止まった。
「ハァ、ハァ・・・ねぇ、しゃま・・・?」
絶頂に達しかけていた直前に止められてしまったためか、すぐさまもどかしさが彼女を苛む。
「ねぇチンク・・・今、私達が結ばれてから始めて愛し合ってるでしょう?」
そう言うとギンガはチンクがしているように両脚を開いて見せる。
ラバーに包まれた股間が露わになり、淫蜜が滲み艶めかしく光るギンガの秘部がチンクの目に飛び込んでくる。
「二人で、一緒にイきましょう・・・」
「ハァ、ハァ・・・うん」
チンクは頷くと立ち上がり、ギンガの太ももを掴む。
そのままゆっくりと身体を落とし、姉と自分の秘部を重ね合わせた。
「あっ!」
「はぁっ!」
全身を貫くような衝撃と快感に姉妹はそろって身を震わせる。
それでも重ね合った秘所は決して離れることなく、逆に潰れんばかりにぐいぐいと押し付け合う。
「んっ、あぁっ!・・・チンクっ、もっと・・・して・・・っ!
「ハァ、はぁっ・・・はいっ、あっ、ねぇしゃまっ、ねぇしゃまぁっ・・・!」
淫唇が深く、熱い口づけを交わすたびに、二人の絆と性感も跳ね上がるように高まっていく。
「はぁんっ!はぁはぁ、チンク・・・チンクぅ」
「んふっ・・・」
感情を抑えきれなくなったのか、ギンガは身体を起こし、チンクを抱き寄せる。
ラバーの肌が密着し合い、感じる快感が倍増する。
「はぁぁ、ねぇしゃまぁ・・・んちゅ」
身長差の結果、ギンガのたわわに実った二つの果実がチンクの顔の前にやって来る。
快楽に染まりきったチンクは湧き上がる欲求に従いそれにむしゃぶりついた。
「あぁ・・・っ!」
先ほど感じた快感、それが何倍にもなって再びギンガに襲い掛かり、彼女は思わず喘ぎ声を上げる。
反射的にギンガの腕が一層強くチンクを抱きしめ、彼女の顔がギンガの胸に埋もれる。
「んむぅ!?ねぇ、しゃま・・・んぅ」
顔をふさがれ息苦しさを感じるチンクだったが暴れるようなことは無く、逆に進んで自分からギンガの胸に顔を押し付ける。
「はっ、あぁっ・・・!チンクっ、チンクっチンクぅっ!」
「ちゅっ、んむ、ふぁっ、ねぇしゃまっ、アンっ!ギンガねぇしゃまぁ・・・!」
強烈な快感を胸と秘所から流し込まれるギンガと抱きしめられた全身から休むことなく快感を浴びせられるチンク・・・。
もっと快感を、もっと快楽を!あの時・・・先ほど二人で達した最高の瞬間をもう一度・・・!
ただそれだけを求めて二人は互いの身体を犯し合う。
「あっあっあぁっ!・・・ね、ねぇしゃまぁっ、イグッ・・・わたしもうイっちゃいます・・・っ!!」
「はっはぁ、あぁん!・・・うんっ、うんっ・・・!わたしも、もぅ・・・チンクっ、いっしょに、いっしょにぃ・・・!」
互いの性感が原形まで高まった事を確認し合うと、二人は頷き合い、同時に秘所を動かす。
「んっ、はっ!ひゃんっ!アッアッ、あぁっ!!」
「あっ、ひぃん・・・!はぁっ、くっ・・・ふぁぁんっ!」
淫唇同士の激しいディープキスに、二人の身体が大きく反り返る。
それでも握り合った手だけは決して離さない。
「「んっひっ、アッアッ・・・イクッ、イクッイクッイクイクイク・・・!」」
犯し犯され愛し愛され、その絆と性感を尚も限外以上に高め合う。そして・・・。
「「ふああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!!」」
最後に互いのクリトリスがぶつかった瞬間、限界まで膨らんだ快感は爆発し、姉妹たちの意識を真っ白に漂白した。



「・・・んっ、あれ?」
朧げな意識の中、ギンガは身を起し、辺りを見回す。
自分の部屋ではない、しかし見覚えのあるそこは妹一人、チンクの部屋だった。
次にジンジンと快感を感じる身体に視線を落とすとそこには青と紫のラバースーツに包まれた自分の身体があった。
「えっ・・・?あ、そうか。私、チンクと・・・」
そこで彼女は自分がチンクと一線を越えた事を思い出した。
よく見ればナンバーズスーツは愛液で艶めかしく輝き、秘部からは未だに愛液が零れている。
「あぁ、目が覚めたのかギンガ・・・」
その声に振り向くと入り口にチンクが経っていた。
自分と同じくナンバーズスーツ姿で手にはスポーツ飲料のボトルが二本握られている。
「私、気を失ってたのね・・・」
「ああ、時間にして数分。私もついさっき起きたところだ」
そう言ってチンクは片方のボトルを差し出す。
「ありがとう」
受け取ったボトルを開けグイっとあおるギンガ。
キンキンに冷えたスポーツ飲料が喉を潤し、清涼感が火照った身体を鎮めていく。
思えばかなり水分を消費した様だ。
スーツはもとよりよく見れば自分が腰かけているベッドのシーツもグッショリと湿っている。
「・・・なぁギンガ。スバルに何かあったのか?
そんなことを考えていると唐突にチンクが聞いてくる。
「えっ?」
「先ほど寝言で何度もスバルの名を呼んでいた。この計画を考えたのもあいつだったな。何があったのか話してくれないか?」
チンクにそう言われて観念したのかギンガは「ハァ」とため息をついた。
「実は・・・」
そしてギンガは全てを話した。
スバルがこの計画を思いついた理由を、彼女が抱えている疎外感や寂しさを・・・。。
「そうか、スバルがそんな事を・・・」
「ええ、救難隊に入って一人暮らしを始めたのも理由の一つでしょうね、皆と出会ってすぐに一人だけ離れて暮らすようになったんですもの。寂しくない筈がないわ・・・」
「そして今回の計画を考えたのか」
「たぶんね本人は無自覚だろうけれど、私の様にあの時洗脳されていれば・・・ナンバーズの一員になっていたなら、自分もみんなの中に入っていけた筈だと思ったんでしょうね」
「バカなことを・・・」
チンクはスバルの思いに怒りを覚える。
「そんな事しなくても私たちは家族だ。とはいえ、スバルがそこまで思い詰めていると気付いてやれなかった私も同罪だな」
そう言ってかぶりを振るチンク。
スバルの思い込みとは言え、彼女自身も責任を感じているようだ。
「ギンガ、私にできることは何かないか?スバルは私にとっても大切な妹だ、苦しんでいるなら助けたい」
チンクの言葉に彼女とスバルの間の絆が確かな事が分かりギンガは嬉しく感じた。
「ありがとう、チンク。実はね、ノーヴェが面白い事を思いついたの」
そう言ってチンクに妹の計画を説明するギンガ。
それを聞き終わった時、チンクは呆れたように苦笑した。
「ハァ、ノーヴェの奴・・・間違いなくあいつはスバルの妹だな。二人そろって考えることがとんでもない・・・」
「でもいい考えでしょう?これならあの子の悩みは解決する」
「確かにな・・・分かった、他の妹たちには私から話しておく。でも、その前に・・・」
チンクは呟くとギンガの身体をギュッと抱きしめる。
「チ、チンク?」
「今日は皆帰りが遅いんだろう?ならもう少し、こうしていないか?」
顔を赤らめ、上目遣いで効いてくるチンクの頼みを断ることなど、ギンガにはできなかった。
「っ!フフッ・・・ええ、勿論よ」
「ありがとう、それでだな・・・もう一つ頼みがあるのだが・・・」
「ん?なあに?」
「その・・・もう一度サーティーンに、なってくれないか・・・?」
可細い声でチンクがいう。
それを聞いたギンガは微笑むと、彼女の瞳は金色に変わった。
「・・・はい、よろこんで。チンク姉様」
姉妹は抱き合うと再びベッドで横になる。
「んっ、はぁっ・・・!ねえさまっ、チンクねえさまぁ・・・っ!」
「ハッハッ、はぁっ・・・さ、サーティーンっ!アンっ!」
姉と妹・・・絶頂する度に二人はそれぞれの立場を入れ替え再び愛し合う。
「くぅっ、あぁんっ・・・!チンクっ、好きっ大好き・・・!ひぁんっ!」
「んちゅ・・・ふぁんっ!あっあっ・・・わたしも、だいすきですっ!ギンガねぇしゃまぁ・・・!」
何度も何度も入れ替わり求めあう姉妹達・・・。
結局姉妹の営みは夜まで続き、二人がようやく落ち着いた時には外は真っ暗。
慌てて取り込んだチンクの洗濯物は夜風に当たりすっかり冷たくなってしまっていた。


スポンサーサイト

Category: ナンバーズSS

Comments (2)Trackbacks (-) | トップへ戻る

Comments

>間違いなくあいつはスバルの姉だな
これは誤植でしょうか?それとも伏線でしょうか?
しかし,読み直すとギンガがサーティーンのままでも良かったと言うのは中々ですね。だったら大人しく再洗脳されろとも言えるわけで

Posted at 14:44:55 2018/10/19 by jack

Comments

Re: タイトルなし

ご指摘ありがとうございます。
すみません、伏線ではなく純粋にmotojiの間違いです(^^;)

彼女がああ言ったのは『ギンガ』とチンク達との間に姉妹の絆が芽生えたが故に出た言葉で機械的な『サーティーン』だったら出てこなかったと思います。

Posted at 00:07:50 2018/10/20 by motoji

Commentform


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

motoji

Author:motoji
悪堕ちとピッチリスーツをこよなく愛する変態。
理想の悪堕ち妄想はリリカルなのはのスバルのナンバーズ化w

pxiv

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR