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ナンバーズスーツprayその5

 【28//2017】

皆様お久しぶりです。motojiです。
先の投稿から二か月以上かかりましたが漸く5話が出来上がりました。
最近は多数のナンバーズ化イラストがpxivに投稿されて一気にペースが上がりました(^^)
まだまだナンバーズスーツの人気は健在で非常にうれい限りです。
それでは本編をどうぞ。





その日、ナカジマ家には一人の来客が訪れていた。
「いらっしゃいッス、ティアナっ」
「ええ、お邪魔します」
彼女、ティアナ・ランスターはナカジマ家の四女、スバルの親友で他の家族とも縁深い仲だ。
それは彼女を出迎えた少女、末っ子のウェンディ・ナカジマも同様であり、おそらくスバルに次いで親しい間柄だろう。
しかし出会ってすぐに今の関係が築かれたわけではなかった。
むしろ逆、二人のファーストコンタクトは最悪のものだったと言えるだろう。
今からおよそ三年前、広域次元犯罪者ジェイル・スカリエッティがミッドチルダで大規模なテロを引き起こした。
J.S事件と呼ばれたその事件の渦中、ティアナとウェンディは出会った・・・敵として。
当時ティアナは時空管理局の局員でウェンディはスカリエッティが生み出した戦闘用サイボーグ、戦闘機人『ナンバーズ』の一員だった。
管理局のミッド地上本部が襲撃を受けた際、地下発電施設へ繋がる地下通路で彼女たちは激突した。
それから紆余曲折を経てウェンディとナンバーズの一部は事件解決後に捜査に協力した結果早期に釈放、ナカジマ家に養子入りすることとなった。
命のやり取りをした間柄だが、元来無邪気で天真爛漫なウェンディは親友にして彼女の現姉であるスバルと通じるものがあり、ティアナも積極的に彼女と接した。
今ではスバルの次に付き合いの長い長女のギンガよりも親しい間柄となり、執務官を目指すティアナの相棒になると執務官補佐の資格を取るべくウェンディも日々猛勉強に取り組んでいた。
そして今日ティアナは休暇を利用した勉強会を開くためにここ、ナカジマ家を訪れたのである。
「の、はずだったけど・・・」
ティアナは眉間を抑えながら呟く。
「何なのよこの散らかり様はっ!?」
彼女はウェンディの部屋の惨状に思わず叫んだ。
そこかしこに雑誌や衣類が散乱し床が全く見えない、文字通り足の踏み場も無い状態だった。
「エヘヘ、ティアナが来る前に部屋の片づけをしようと思ったんスけど・・・」
「どうせ途中で気が散ってできなかったんでしょ?全く・・・」
足元に落ちているサーフボードのカタログを拾い上げながらティアナはため息をついた。
「ほら、早く片付けましょう。私も手伝ってあげるから」
「ありがとうッス!ティアナは優しくて大好きッス!」
「なら優しくしているうちにさっさと終わらせることねウェンディ?」
「りょ、了解ッス!」
ティアナの背後に彼女の上司の般若のごとき姿を幻視したウェンディは弾かれたかのように掃除を再開した。



「よし、こんなものかしら?」
そう言って古い雑誌をひもで縛り終えたティアナは部屋を見渡す。
物が散乱していた部屋は綺麗に整頓され、見違えるように広く感じられた。
「な、なんと言う事でしょう・・・まるでティアナの部屋みたいにぴかぴかッス」
感動の声を上げるウェンディに苦笑しつつ不要になったものを部屋の外に運び出し終えた時、ティアナはそれを見つけた。
「あら、これって・・・」
衣類の中に混じっていた青と紫の生地。
広げて見せるとそれはラバーでできたボディスーツだった。
「これって、ナンバーズの・・・」
そしてティアナはこのスーツに覚えがあった。
J.S事件の際、ウェンディをはじめとしたナンバーズ達が着ていた戦闘服だ。
極薄のラバー被膜は皮膚の様に着用者の身体にピッタリと張り付くことで動きを阻害せず俊敏な動きを実現し、その防御力は見た目の薄さからは考えられぬほどの強度で着用者をあらゆる攻撃から守ってくれる。
更にパワーアシストの機能も備えており戦闘機人のパワーをさらに強化し高ランク魔導士とも渡り合うことを可能にした優れものだ。
「ああ、それッスか?武器じゃないからって他の無害な押収品と一緒に送られてきたッス」
「そう、なんだ・・・」
ティアナは改めてスーツを観察する。
心なしか小さく感じるスーツは、しかし高い伸縮性を持っており体格に関係なく着用者の身体を余すところなく包み込むのだ。
(そう、かつてのウェンディ達の様に・・・)
ティアナの脳裏にかつてナンバーズだった頃のウェンディの姿が浮かぶ。
顎のラインから下を青と紫のラバースーツに包んだウェンディ・・・。
形のいい乳房もキュッと引き締まったウエストも、プリっとしたお尻も、ピッチリとスーツに包まれ女性らしいボディラインを主張するかのような姿。
それは肌を晒していない筈なのに裸でいるよりもずっと扇情的に感じられた。
知らず知らずのうちにスーツを持つティアナの手に力がこもる。
(今思うと、すごい恰好よね・・・)
スカリエッティはナンバーズ達にそう言った事に対する情操教育を行っていなかったのか、彼女たちは当然の様にスーツ姿で行動していた。
では今はどうなのか?
ナンバーズの更生組は隔離施設にいた時に、一人の人間として生きていけるようにあらゆる教育を受けた。
その中には道徳などの他にも性的観念なども含まれていた。
「どうしたんスかティアナ?」
やはり恥ずかしいと感じるのだろうか?それとも以前の様に抵抗なく着れるのだろうか?
スーツを見つめながらそんなことを考えていたからか、何かを勘違いしたウェンディがニヤリと笑みを浮かべる?
「フフン、もしかして着てみたくなったんすか?」
「・・・はいぃっ!?」
思わず変な声を上げてしまったティアナにウェンディはさらに続ける。
「だってティアナ、いますっごいエッチな目でスーツを見つめてたっすよ?」
「な、何いってるのよ!?私はただ・・・」
「そんな言い訳なんてしなくてもいいッスよ、アタシとティアナの仲じゃないっすか~」
否定するティアナだったが、ウェンディはおどけるばかりで信じてくれない。
「大丈夫ッスよ、ティアナはスタイルいいからきっと似合うっすよ!」
ウェンディの言葉にティアナは自身があのスーツを着た姿を想像してみた。
スラリと引き締まった手足、縊れたウエストと反対に突き出たバストとヒップ、それらを艶めかしいラバースーツに閉じ込めた姿・・・。
腕も足も、お腹もお尻も、そして胸やアソコもぬめるような青と紫に包み込まれた姿。
それはよく言っても扇情的な姿だった。
たちまちティアナの顔が真っ赤になる。
「無理無理無理っ!」
「え~、似合うと思ったんスけどねぇ。それじゃあアタシも一緒に着たらどうッスか?一緒に同じ恰好になれば恥ずかしさも半減するはずッス」
ティアナの脳裏に新たなヴィジョンが浮かぶ。
自分とウェンディ、二人がナンバーズのスーツに身を包んだ姿で抱き合っている。
艶めかしく輝くラバーの身体を密着させた二人は熱のこもった眼差しで見つめ合い・・・。
顔といわず全身を真っ赤にするティアナ。
「そ、そんなこと言ったって。いったって・・・」
彼女の声が尻すぼみになっていく。
「ティアナ?」
冗談で言ったつもりのウェンディはティアナの様子に首をかしげる。
うつむいたティアナはしばし沈黙してから顔を上げ、言った。
「そ、そんなに言うなら着てあげるわよ・・・」
「・・・へ?」
予想外の返答に目を点にするウェンディであった。



ギュム、パチン・・・。
部屋にラバーの音が響く。
ティアナとウェンディは向かい合いながらその体をラバーに包み込んでいた。
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
二人は無言で、しかし時折相手の方にチラチラと視線を向けながらスーツに袖を通していく。
ティアナの理性はこんなふざけたことは止めろと何度繰り返している。
もしかし止められない、先ほど想像した光景を思い出すたびに胸がキュンと締め付けられるような感覚に襲われる。
(着たい、早くスーツを着てウェンディと・・・)
着終わったらウェンディと何をするのか?その先の光景は靄がかかったように朧気で見えない。
しかし胸の奥から湧き上がる衝動や欲求はどんどん大きくなりそれに突き動かされるようにティアナは自分の身体をラバースーツに包んでいく。
足、脛、膝、太もも、そして秘部とお尻とラバーはティアナの身体を覆い隠して青と紫に染めていく。
「ハァ、ハァ・・・ぅっ」
その後もスーツは抵抗なく、ティアナの身体を覆っていき、胸の下までがラバーに包まれる。
その締め付けにティアナはまるで肌がラバーに変わっていくような錯覚すら覚えた。
「・・・・・」
これで何で目か、チラリとウェンディの様子を盗み見るティアナ。
「ンッ、はぁぁ・・・」
彼女もまた、身体を登ってくるラバースーツの感触に酔いしれているようだ。
「・・・っ」
ウェンディの妖艶な姿と表情にティアナは思わず気を呑む。
自分も今あんな顔をしているのだろうか?そしてそれを彼女に見られていると思うと身体が疼いてゾクゾクしてきた。
「早く、早く着ないと、着て、着終わってウェンディと・・・」
ブツブツとうわごとの様に呟きながらティアナは着替えを続ける。
幸いウェンディには聞こえていなかったのか、気づいた様子はなかった。
袖に手を通し、指の一本一本に至るまでラバーに包み、その手でスーツを引き上げ形の良い乳房を覆い隠す。
そのまま肩もスーツに入れ、首まで来たところで広げていた手の力を緩める。
それに従いスーツの開口部は窄まり、ティアナの首周りに張り付いた。
内側のインナースーツを引っ張り顎の左右にフェイスガードを取り付けるとインナースーツの中の空気が抜けていき顎のラインから下は完全にラバーの中にと維持込められた。
「くぅ、スーツが、縮んで・・・」
スーツの締め付けにティアナは思わず声を上げる。
しかしそれは苦悶から上げたものではなかった。
(なに、これ・・・?キモチ、いぃ・・・)
滑らかなラバーの感触が、ミチミチと体を締め付ける束縛感が、すべてがティアナには快感と感じられた。
「次は・・・」
そう呟くとティアナは床に落ちていたプロテクターを手に取った。
両肩と両腰、背中に両腕、そして首回り。
最後に頭にインターフェイスを取り付け、スーツやプロテクターに異常がないことを確認してようやく着替えが終わった。
「ハァ、ハァ・・・んぅ、終わった・・・」
ウェンディの方はどうか気になったティアナは再び彼女に目を向けるとどうやら向こうもスーツを着終わったようだ。
「あっ・・・」
ラバースーツに引き締められ、露わになった彼女のボディラインにティアナは思わず息を呑む。
手足やウエストはシェイプアップされ普段よりも細くなり、逆に胸やお尻は形が整えられ大きく張り出している。
「んっ・・・はぁぁ・・・」
そして締め付けられる快感に悶えているのか、その顔はトロンと蕩けきっていた。
目にした男性を虜にするであろう美しさと妖しい雰囲気を放つウェンディ、そんな彼女に魅了されるのは何も男性だけではないのである。
(あぁ、ウェンディ・・・とってもきれいで、イヤラシイ・・・)
知らず知らずのうちに視線が彼女にくぎ付けになるティアナ。
だがそれはウェンディにも言えることであった。
(ティアナのカラダ、すっごくエッチで・・・でもすっごくキレイッス・・・)
スーツに包まれたティアナの身体はウェンディと同様に女性としての魅力を何倍にも引き上げていた。
ほっそりとした手足、引き締まったウエストに存在を激しく主張するバストとヒップ・・・。
それらをラバーに包まれた艶めかしい身体は蕩けきったティアナの顔も相まって非常に妖艶な美しさが感じられた。
(あぁ・・・目が離せない・・・)
(ずっと見ていたいッス・・・)
見つめ合うティアナとウェンディ。
知らず知らずのうちに一歩、また一歩と距離が縮まっていく。
(身体が熱い、全身が疼いて、止まらない・・・)
(ダメ、ドキドキが止まらないッス・・・)
互いの距離がゼロになり、二人の身体が密着する。
(あぁ、ウェンディのカラダ・・・やわらくて、温かい・・・)
(ラバーに包まれたカラダ、スベスベして、キモチいいっす・・・)
無意識のうちに抱き合う二人。
(もう、だめ・・・)
(なにも、かんがえられない・・・)
「ウェンディ・・・」
「ティアナ・・・」
二人は互いの名を呼び合いながら。
「ん・・・」
「ちゅ・・・」
唇を重ね合った。



(あぁ・・・わたし、なにやってるんだろう・・・)
心の中でティアナは再度自問する。
当初、勉強をするためにウェンディの部屋に来たはずだった。
「んっ、ちゅぷ・・・んふ」
「んむ・・・れろ、あふ・・・」
なのに自分は今ウェンディとナンバーズスーツに身を包んだ姿で抱き合い、彼女とキスしている。
理性が何度もやめるよう彼女に命じてくる。
(なのに、とまらない・・・)
カラダが、そして次第に心もウェンディを欲してたまらなくなる。
ウェンディの事が愛おしい・・・もっと彼女を感じたい、ともに快楽を分かち合いたい。
湧き上がる欲求は止まることを知らず、ティアナの理性を押し流し、彼女を支配する。
彼女は欲求の命ぜられるがままにウェンディを求めた。
それはウェンディも同じなのか、ティアナを抱きしめる彼女の腕に力がこもり、一層体を押し付けてくる。
「んちゅ、ウェンディ・・・」
「ティアナ・・・」
再び名を呼び合う、しかしティアナにはその呼ばれ方にウェンディとの心の距離を感じた。
「・・・ティア」
「えっ・・・?」
「ティアってよんで。スバルが普段呼んでるみたいに」
ウェンディの姉であるスバル、彼女は親友であるティアナをそう呼んでいた。
「えっと・・・てぃ、ティア・・・?」
照れくさそうに呼ぶウェンディ、それだけで二人の距離は一段と近くなったように感じた。
「うん、ウェンディ・・・」
「ティア、ティア・・・」
繰り返し呼ぶうちに慣れてきたのか恥らうことなくティアナを愛称で呼ぶウェンディ。
そして二人は再び抱擁を再開する。
「んっ・・・」
「あんっ・・・」
再び身体が密着するとそこから快感が生まれ、二人は痺れるような幸福感を感じた。
「・・・ねぇ、ウェンディ?」
「・・・何スか?」
ティアナの脳裏で再度継承が鳴る。
ここが最後の一線だ、これ以上続けたらいけないと。
しかし身体の疼きは一向に止まらず、欲求に支配されたティアナの心は快楽を感じたくて仕方がなかった。
「ウェンディのカラダ、もっと感じたいの。いい?」
「ティア、うん。一緒に触り合いっこするッス・・・」
こうしてティアナは、そして彼女の提案に賛同したウェンディは共に最後の一線を越えた。



「はっ、はぁ、はぁん・・・」
「んっ、あっ、はぁぁ・・・」
二人の甘い吐息とラバー同士の擦れる音が3重奏を奏で、部屋の中を舞台とした淫劇は更なる盛り上がりを見せていた。
抱き合った二人はピッタリと体を密着させ休むことなく互いに身体を相手にこすりつける。
後ろに回した手は空いての身体を這いまわり背中を、お尻を撫でまわし揉みしだく。
圧され合った4つの乳房が潰れ、快楽のスイッチと化した乳首が触れ合うたびに二人の肩がビクンと跳ねる。
互いの股間は相手の脚を挟み込み、太ももにこすりつけられた秘所が自身からあふれ出た愛液を塗り付ける。
「アンっ!・・・ウェンディ、ウェンディ・・・!」
「ハァ、ハァっ!ティア、ティアっ、ティアぁ!」
脳を貫くような快感に蹂躙されながら、二人は名前を呼び合うことでさらに互いを意識し合い、繋がりと快楽を求めあう。
「ハァ、ハァ・・・ダメ、ダメぇ、止まらない・・・」
「ティア・・・?」
全身を愛撫し合いながら、ティアナがこぼす。
「女の子どうしで、ナンバーズのスーツでこんなことするなんて・・・イケナイことなのに、止めなきゃいけないのに・・・身体が止まらないっ・・・!」
堰を切ったかのようにウェンディの告白は続く。
「好きなの・・・!ウェンディが・・・可愛くて、愛おしくて・・・もっと一緒にエッチなことしたくてたまらないのぉ・・・!」
そう言いながらギュッと抱きしめてくるティアナにウェンディも心の中をさらけ出した。
「私も、私もティアのことが好きッス・・・!」
抱き返しながら答えるウェンディ。
「女の子どうしなんて関係ない、イケナイことだってかまわない!私もティアともっともっとこうしていたいッス・・・!」
ウェンディの告白にティアナは心が満たされていくのを感じた。
「ウェンディ・・・ありがとう、うれしい・・・」
「あたしも、すっごく幸せッス・・・」
二人は抱き合ったまま、互いの鼓動を温もりを感じ合う。
「えへへ、こうしているとなんだか恋人同士みたいッスね?」
「そうね。でも・・・」
そう言ってティアナは一度ウェンディから離れる。
「ティア?」
「ウェンディ・・・私たち、恋人になりましょう・・・」
唐突にティアナの口から出た提案をウェンディはすぐには理解できず暫し硬直する。
「えっ・・・?」
「私、このまま恋人『みたい』な関係で終わらせたくないの。ウェンディの事をもっと知りたい、ウェンディに私の事を知ってほしい、もっともっと二人で愛し合いたいの・・・」
普段の強気な彼女とは全く違う、恋する乙女の目でウェンディを見つめるティアナ。
そしてウェンディもティアナと同様の眼差しを彼女に向ける。
「その、いいんスか?アタシでも?」
「ウェンディがいいの」
「あたし、すっごい馬鹿ッスよ?ティアにいっぱい迷惑かけちゃうかもしれないっすよ?」
「聞いてなかったの?わたしはウェンディがいいって言ったの。あなたじゃなきゃ嫌なの・・・」
ティアナの真剣な眼差しにウェンディは彼女が本気で自分を好いてくれているのだと理解した。
「・・・ホントのホントにいいんスか?アタシなんかが、ティアと恋人になっても・・・」
ウェンディはそれ以上言う事が出来なかった。
「んっ・・・」
「んんっ・・・!?」
ティアナの唇に口をふさがれたからである。
「んぅ、ちゅ・・・プハァ、何度も言わせないで。私はあなたじゃなきゃ、ウェンディが恋人じゃなきゃ嫌っていってるの」
「・・・っ!ティアぁっ!」
ウェンディはティアナに抱き着いた。
「私も、ティアのことが大好きッス!ティアを見てるとドキドキが止まらなくって、もうティアのことしか考えられないッス・・・!」
「ウェンディ・・・」
彼女の告白を聞いたティアナもウェンディを抱き返した。
「私たち、お互い一目惚れだったのね・・・」
「えへへ、お揃いッスね・・・」
「うん・・・」
二人だけの時間、二人だけの空間・・・甘く、こそばゆく、官能的な世界・・・。
「実を言うと、このスーツを着るのが怖かったッス・・・」
「ウェンディ?」
二人だけの世界で微睡んでいるとふと、ウェンディがポツリとこぼした。
「スーツを着たらあの時の何も知らずに好き放題やってた、たくさんの人に迷惑かけてたアタシに戻るんじゃないかって、ティアを殺そうとしてたナンバーズのアタシに戻っちゃうんじゃないかって不安になったッス・・・」
そこでティアナは独白するウェンディが震えていることに気づいた。
「ウェンディ・・・馬鹿ね、そんな訳無いじゃない」
震えるウェンディの肩をティアナは母親の様に抱きしめる。
「あっ・・・」
「もうあなたは昔とは違う、傷つく痛みも、奪われる悲しみも知っている。あなたはウェンディ、私の大切な恋人のウェンディ・ナカジマよ」
涙ぐむウェンディの頭をティアは優しくなでる。
「それにね、仮にウェンディが昔のあなたに戻ってしまったとしても・・・ほら、見て・・・」
ティアナはウェンディから離れると自分の身体を見せつけるようにクルリと回る。
「このスーツを着ているってことは私、捕まって戦闘機人に改造されちゃったってことでしょ?今の私はナンバーズの一員、味方である私をウェンディが攻撃する理由なんて無いじゃない」
「グスッ・・・そういえばその通りッスね。それじゃあ今アタシ達、姉妹ッス」
「そうね、私たちは姉妹。そして恋人同士よウェンディ」
二人、否姉妹は手を握り合い熱のこもった眼差しを交わす。
「ティア、その・・・落ち着いたらまたエッチな気分になってきたッス・・・」
「フフッ・・・私も。また胸がドキドキして、イヤラシイ気分になってきちゃった・・・」
二人の目に妖しい光が灯る。
「ウェンディ、もう一度・・・ううん、今度はもっとキモチよくなりましょう」
「・・・うん」
ウェンディはティアナに促されベッドに向かい、抱き合ったまま横になる。
「エヘヘ・・・ドキドキが止まらないッス」
「私も、さっきから心臓が爆発しそう・・・」
ひとしきり笑い合った二人は、示し合わせたかのように身体を重ねる。
「んっ・・・」
「アッ・・・」
身体が触れ合った瞬間、二人の身体を快感が電流の様に走り抜ける。
乳首が、秘部が、ラバースーツに包まれた全身が性感帯になったかのように彼女たちに快感を与える。
「ティア・・・アタシもう、ガマンできないッス・・・」
「私も・・・最後まで、イクまでキモチよくなりましょう、ウェンディ・・・」
そうして二人は同時に目を閉じ、キスを交わした。



「んっ、はぁっ、アンっ!」
「アッ、アッ、ハァァっ!!」
乱れたベッドの上で、ティアナとウェンディは欲望の赴くままに互いの身体を求めあう。
身を包むラバースーツは互いの愛液に塗れ、光沢を放つ身体がこすれ合うたびにヌルヌルと湿った滑擦音がするのも相まって、その光景は軟体生物の性行為を思わせる。
「ハァ、ハァっ!・・・ウェンディ、もっと・・・もっとぉ、んむ・・・」
「んちゅ・・・プハッ、ティアっ、ティアぁっ・・・!!」
二人は互いの名を呼び合いながら互いの身体を撫でまわし、愛液を塗りつける。
足りなくなったら秘部に太ももを擦り付け、その刺激を受けた膣からは新たな愛液が溢れ出てくる。
そうして補充した愛液で彼女たちは再び愛しい相手を自分の色に染め始めた。
そうして愛液で全身を濡らし、艶めかしく光る互いの身体を見れば劣情と興奮が増し、それが二人を更なる快楽へと誘う。
「ハァ、ハァ・・・ウェンディ・・・」
「はぁ、はぁ・・・んっ、何スか・・・?」
ウェンディが荒い息を整えながら答えるのを確認すると、ティアナは未だ愛液の止まらない秘部を開いて見せる。
「お願い、来て・・・」
たったそれだけの発言と動作でウェンディはティアナが何を欲しているのかを一瞬で理解した。
なぜならそれはウェンディ自身も求めていたものなのだからだ。
そして、それを拒絶する理由も、意志も、彼女には残っていなかった。
足を開き、ティアナと秘所を重ねる体勢・・・いわゆる松葉崩しの姿勢になるウェンディ。
「行くッスよ、ティア・・・」
「・・・うん」
ティアナが頷いたのを確認すると、ウェンディとティアナの淫唇は口づけを交わした。
「アッ・・・!」
「あぁ・・・っ!!」
二人の身体が弓なりにのけ反る。
「ハァ、ハァ・・・ンッ、お願いウェンディ、動いて・・・」
「はぁ、はぁぁ・・・う、うん・・・」
ティアナの言葉に従い、ウェンディは腰を前後に動かす。
「はぁっ・・・!!」
「あぁ・・・っっ!!」
クチュクチュと音が広がり、同時に二人の脳に身体を貫くような刺激が叩きつけられる。
「はぁ、はぁぁ・・・ウェンディ、おねがい・・・もっとうごいて・・・」
「ハァ、ん・・・うん、こんどは、ティアも・・・」
「・・・うん」
快楽の虜となった二人は今の快感をもう一度味わおうと、再び秘所を擦り合わせる。
二人の身体が揺れ、秘部がこすれ合うたびに、快感の波はうねり、二人を飲み込んで更なる快楽の深淵へと沈めていく。
「アッ、アッ、あぁっ・・・!!」
「んっ、はぁっ、はあぁんっ・・・!!」
もはや彼女達に理性は残っておらず、その内にあるのは目の前の恋人に対する愛情と果てしない淫欲だけ。
こすれ合う摩擦か、それとも体温か・・・彼女たちの性器は火傷しそうな位熱くなり、それに比例するように胸の中で欲望が燃え上がる。
「ハァっ、ハァッ・・・!あぁ、ウェンディ・・・」
姿勢を変え、ウェンディを押し倒すティアナだが、性器同士は休むことなく互いを犯し続ける。
「好き・・・好きっ!大好きよっ、ウェンディ・・・っ!!」
「アッ、アンっ、あぁっ・・・!ティア、ティアっ!あたしも、大好きッス・・・ティアぁっ!んむ・・・っ」
上と下、二つの唇で熱く接吻を交わす二人に、一心不乱に快楽を求め続ける彼女たちにいよいよ待ち望んでいた瞬間が訪れようとしていた・・・。
「ハァァン・・・っ!てぃ、ティアぁ・・・クる、スゴイのくるッスよぉ・・・!」
「ンハァッ!・・・えぇ、わたしも・・・ウェンディ、いっしょにイッて・・・!」
ティアナの言葉にウェンディが頷くのと同時に二人は一層激しく求めあう。
乳首が、秘部が、愛液に濡れたラバーの身体がヌルヌルとこすれ合い、互いの性感を高め合う。
「アッ、アッアッアッ、アンっ!」
「ハァっ、ハァハァハァッ、ふぁぁっ!」
もっと、もっともっと・・・欲望に突き動かされるがままに、互いを犯し続け、そして・・・。
「ハァッ!・・・ウェンディ。ウェンディっ、ウェンディっ!はぁぁぁぁっっっ!!」
「アンっ!はぁぁ・・・ティアっ、ティアティアティア、ティアァァァァァァっっ!!」
二人は互いの名を叫びながら互いの腕の中で初めてを散らした。
「ハァ、ハァッ、ハァぁ、ティア・・・」
「はぁ、はぁぁ、んっ、ウェンディ・・・んっ」
アクメの余韻の中で、二人は幸せそうに唇を重ねる。
それを見つめる眼差しに気づかぬまま・・・。



(わぁ・・・スゴイ)
視線の主、ノーヴェ・ナカジマは僅かに開けた扉の隙間から部屋の中をのぞき続ける。
その身を包むのは青と紫のラバースーツ、ティアナとウェンディが着ているのと同じ、ナンバーズのボディスーツだ。
先日自分に内緒でディエチを堕としたスバル。
あの時口では許したと言ったが心の中では今も納得していなかった。
そこで今度は自分が抜け駆けしてウェンディをこちら側に引き込もうと考えたのだが、彼女の部屋に着いてみればウェンディは自らスーツに身を包み、同様にスーツを纏ったティアナと体を重ねている。
(それにしても・・・)
ノーヴェは改めて部屋の中を覗く。
その視線の先で、ティアナとウェンディはこちらに気づいた様子もなく未だ睦みあい続けている。
絶頂の余韻から覚める間もなく、二人は抱き合ったまま相手の身体を愛撫し始めたのか、部屋からは彼女たちの甘い吐息が再び聞こえてくる。
「二人とも、キモチよさそう・・・」
「ホント、見てるだけでエッチな気分になっちゃう」
まさか呟いた独り言に返事が返ってくるとは思ってもおらず、ノーヴェは驚き後ろを振り向いた。
「ふぁっ!?んむっ・・・!」
「しーっ、静かに・・・っ!」
驚きの声を上げかけたノーヴェの口をラバーに包まれた掌が塞ぐ。
彼女の後ろにいたのはスバル、そしてディエチだった。
二人ともノーヴェと同様にナンバーズスーツ姿だ。
(ティアたちにバレると大変だから念話で話すよ。いい?)
頭に流れ込んでくるスバルの声にノーヴェはコクリと頷き、同様に念話で尋ねる。
(お姉ちゃん、ディエチ・・・どうしてここに?)
(ふたりとも、やっぱり姉妹だね、考えることは一緒だったなんて・・・)
ディエチの発言でノーヴェは二人の狙いがウェンディだと理解した。
(じゃあ・・・)
(うん、今回は様子を見るだけにしようと思ったんだけどスーツ姿のノーヴェを見つけてね、大急ぎで着替えてきたんだ。それにしても・・・)
スバルは再度部屋の中の様子を確認する
ティアナとウェンディは目の前の恋人を悦ばせようとラバーに包まれた互いの身体に手を、下を這わせる。
撫でられ、舐められるたびに二人の口から声が漏れ、時たま思い出したかのように見つめ合っては口づけを交わす。
(ひと段落たら部屋に入ろうと思ったんだけど・・・)
(二人とも幸せそうだしもう少しそっとしておいてあげよう)
相談し合うスバルとディエチ。
室内の空気に充てられたのか、彼女たちの頬は赤い。
そしてそれはノーヴェも同様だった。
今も尚彼女の口はスバルの手で塞がれているのだ。
スバルと愛し合って以来、ノーヴェもスバル達同様にナンバーズスーツに包まれる事に快感を覚えるラバーフェチになってしまったのだから。
こうしているだけで彼女の唇にはラバーに包まれた姉の手の感触が伝わり、その鼻孔をラバーの匂いがくすぐり続けているのだ。
これで興奮しない筈がない。
そして沸き続ける興奮よ欲求を抑えるすべをノーヴェはもっていなかった。
(おねぇちゃん・・・)
(えっ・・・?)
スバルが気づいた時にはすでに遅く、ノーヴェは彼女に抱きつき唇を重ねていた。
「んっ・・・」
「ん、ふっ・・・プハッ。だ、ダメだよノーヴェっ、ティアたちに気づかれちゃう・・・んぅ」
「んちゅ・・・ダメなの、もう止められない、我慢、できないの・・・」
そう言ってノーヴェはスバルを押し倒す。
乳首から、秘部から、触れ合った全身から快楽が流れ込み、スバルの脳を犯す。
「んぁっ・・・ノー、ヴェ・・・ノーヴェぇ」
そして妹と同じく快楽に屈したスバルもノーヴェを抱き返す。
姉妹の身体がこすれ合い、廊下に喘ぎ声とラバーの滑擦音が木霊する。
「ちょっ・・・二人とも、気持ちは分かるけれどもう少し静かに、しないと・・・」
焦るディエチの声がだんだん尻すぼみになっていくのに疑問を覚えたスバルは顔を上げる。
「・・・?どうしたの、ディエチ・・・」
そしてその理由を理解した。
「どうしたのぉ?気にしないで続けていいのよ?スぅバぁルぅ~・・・!」
怒気を迸らせながら仁王立ちするティアナにスバルとノーヴェは凍り付く。
その日、晴れた昼下がりのナカジマ家に特大の雷が降り注いだ。



「・・・なるほど、だからその格好で部屋の前にいたのね」
ウェンディの部屋の中、先ほどと変わらず怒りのオーラを纏ったティアナの前でスバル、ノーヴェ、ディエチの三人が正座したまま項垂れている。
あれから猛烈に怒られた三人はティアナに詰問されて計画の全貌をすべて告白した。
「まったく、それにしても・・・まさかギンガさんまでそんなとんでもない計画に加担しているなんて・・・」
ナンバーズのスーツの魅力をほかの姉妹たちに教え、その虜になった姉妹全員で愛し合い快楽を分かち合おうなど、滅茶苦茶にもほどがある計画だった。
「でも、キモチよかったでしょ?そのスーツ・・・」
「なっ、そ、そんなこと・・・」
スバルの言葉をティアナは否定できなかった。
先ほどの自分とウェンディの行為を思い返せば分かる、あの時自分は間違いなくこのスーツの魅力に、快感に魅入ってしまっていた。
(違う、今もだ・・・)
そう思いながら、腕を組むように見せかけ、乳房に触れる。
すぐさま腕と乳房がこすれ合い、脳にじんじんと快感が伝わってくる。
そこで改めて実感した。自分もスバル達同様、スーツの虜に、ラバーフェチになってしまったのだと。
「ねぇ、ティア?一つ提案なんだけど・・・ティアも、仲間に入らない?」
沈黙したティアナにスバルが誘いを持ち掛ける。
「それはっ・・・」
承諾しそうになったティアナだったが理性が彼女を思いとどまらせる。
だがティアナが返答に困っている中、魔の手は彼女の恋人にも伸びていた。
「なぁ、ウェンディ・・・お前も仲間に入らないか?」
「仲間になって、もっともっと私たちとキモチいいこと、シよう?」
「ノーヴェ、ディエチ・・・その、うん・・・」
「なっ!?ウェンディっ!」
すぐ隣でウェンディが姉妹たちに堕とされたのを見て慌てるティアナ。
「フフッ、ウェンディは素直だね。さ?ティアはどうする?」
「くっ、私は・・・」
本音を言えば今すぐにでも承諾してラバーに包まれたスバルの身体に抱き着きたくて仕方がなかった。
しかしこれは文字通り悪魔の誘惑だ。
百歩譲って先ほどのウェンディとのまぐわいは一時の気の迷いだと言い訳できるかもしれない。
だが今度はそうはいかない。
ここで首を縦に振ったら最後、本当に引き返せない世界に踏み込んでしまうのだ。
欲望と理性、相反する感情が彼女の中でせめぎ合い、頭の中がパンク寸前のところで救いの手が差し伸べられた。
「ティア・・・」
「え?ウェンデぃ、んっ!?」
ティアナが最後まで言い終わる前に彼女の口はウェンディのキスでふさがれる。
「ん・・・ふぅっ」
「あむ、んむぅ・・・」
侵入してくるウェンディの舌とティアナの舌が絡み合い、硬直していたティアナの思考が快楽で蕩けていく。
「プハッ、ウェンディ・・・」
「ティア、仲間に、いっしょにキモチよく、なろう・・・」
潤んだ瞳、上気した頬、そして身体をピッチリと包み込んだ艶めかしいラバースーツ・・・。
ティアナはウェンディから目が離せなかった。
「ダメ、そんな目で見ないで・・・」
二人の熱い視線が交差する。
「そんな、そんな風に見つめられたら・・・ガマン、できない・・・」
そう言いながらティアナは今度は自分からウェンディを抱きしめ唇を重ねた。
唇から伝わるウェンディの感触、舌から感じるウェンディの温もり、全身から感じるラバーの快感・・・それらが再びティアナの感情を昂らせていく。
(あぁ、そうか・・・もう手遅れだったんだ)
そうして漸く理解した、自分はすでに最後の一線を越えていたのだと。
(そうだ、私はもうウェンディと一緒に変わっちゃっていたんだ。スーツに包まれながら女の子同士でするのが好きで好きでたまらない、エッチな女の子になっちゃったんだ・・・)
感触が、温もりが・・・ウェンディから感じるもの全てから快感を覚えることでティアナは自分がすでに戻れないところまで来てしまったのを実感した。
(なら、もうためらう必要はないわよね・・・)
唇を話しウェンディから顔を話すティアナ。
「プハッ・・・ウェンディ、お願い。私もあなたたちの仲間に、入れて・・・」
「ティア・・・」
ウェンディの表情が喜びに染まる。
「もっとあなたと愛し合いたいの。ダメ・・・?」
「・・・ううん、大歓迎ッスよ」
触れ合った身体から湧き上がる快感と幸福感がティアナ達を満たしていく。
「エヘヘっ。ティア、大好きッス・・・」
「私もよ、ウェンディ・・・」
見つめ合う二人、それを見守っていたスバルが頃合いを見て声をかけた。
「フフッ・・・ようこそ、ティア」
「スバル・・・」
「これでティアも私たちの仲間、姉妹(こいびと)の一員だね」
「こい、びと・・・」
スバルの意味深げな言い方に、ティアナはそれがただの恋人でないことに気づいた。
「そう、私たちは姉妹で恋人、姉妹同士、女の子同士で恋人みたいに深く、甘く愛し合うの。どうかな?」
ティアナの脳裏にナカジマ姉妹と自分が愛し合う光景が浮かぶ。
スバルが、ギンガが、チンク、ディエチ、ノーヴェ、ウェンディ・・・。
そして自分がナンバーズスーツに包まれた身体で抱き合い、唇を、性器を重ね合わせ愛し合い、快楽を求めあう。
その光景はとても尊く、なにより淫靡で甘美に感じられた。
「・・・ウフッ、ステキ」
そう答えるティアナの瞳には目の前のスバルと同じ、妖しい光が宿っていた。
「気に入ってくれた?」
「ええ、とっても・・・」
妖艶な笑みを浮かべながら見つめ合うスバルとティアナ。
その間に突然ウェンディが割り込むように入ってきた。
「ウェンディ・・・?」
「むぅ・・・」
彼女の様子がおかしいのに気づいたティアナが声をかけるとウェンディはむくれた表情で睨んでくる。
「・・・あぁ、なるほど」
そう言ってティアナはウェンディを抱きしめる。
「あっ・・・」
「フフッ、ウェンディ・・・」
顔に感じる柔らかい感触でウェンディは自分の顔がティアナの胸に埋もれているのだと気づいた。
「ヤキモチなんて焼いて、かわいい・・・」
「うぅ、だってぇ・・・」
未だいじけるウェンディの頭をティアナは優しく撫でる。
「んっ・・・」
「大丈夫よ、私にとってウェンディが一番。ほかの誰よりも愛おしい存在だから・・・」
「ティア?んむ・・・」
ウェンディが顔を上げようとするとティアナの腕に力がこもる。
「最初は勢いに呑まれたと思ってた、気の迷いだって・・・。だけど今私ね、とっても嬉しいの」
ティアナとウェンディの身体が密着する。
ラバーの感触とそれ越しに感じるティアナの温もりにウェンディの胸の鼓動が早くなる。
「こんなに幸せに感じたのは、ここまで誰かを本気で好きになったのは生まれて初めて・・・。だから嬉しいの、ウェンディに恋したことが、姉妹(こいびと)同士になれたことが・・・」
「ティア・・・」
最早二人の眼には互いの姿しか映っておらず、見つめ合う二人の尊さすら感じる光景にスバルですら彼女たちの世界に踏み入ることができない。
「あ~あ、これじゃ手が出せないね。せっかくティアとキモチよくなれるチャンスだったのに・・・」
苦笑しながら呟くスバルにディエチが同意する。
「そうだね、でも仕方無いんじゃない?ほら、二人ともとっても幸せそうだよ?」
彼女たちの視線の先で、ティアナとウェンディはなおも見つめ合っている。
視線を交わす二人、それだけで興奮と快感と覚えるのか、ウットリとした表情は見る見るうちに恍惚としたものに変わっていく。
「あれを邪魔するのはかわいそうだよ。せっかく恋人同士になれたんだから今回は二人の時間を愉しんでもらおうよ」
「そうだね、それに・・・」
そう言ってスバルは視線をティアナから外す。
「?」
ディエチは不思議に思いそれを目で追ってみると・・・。
「ノーヴェ?」
「・・・・・・」
スバル達のすぐ後ろにいたノーヴェ、しかしその様子がおかしかった。
身体をモジモジさせながら何かを言いたそうにこちらをチラチラ見ている。
顔を赤らめたその可愛らしい表情と艶めかしいラバーの身体で悶える姿にディエチは劣情を覚えずにはいられなかった。
「フフッ、ティアたちを見て我慢できないくなっちゃったみたい。ノーヴェも、そして私も・・・」
見ればスバルも疼きに耐えるように悶えるように身体をクネらせている。
「・・・クスッ、同感。それに、そろそろお邪魔みたいだしね・・・」
苦笑しながらディエチはティアナ達に視線を戻す。
「ねぇウェンディ・・・もう一度、いい?
そう尋ねるティアナにウェンディはコクリと頷く。
彼女たちもいよいよお楽しみの時間が来たようだ。
それを理解したスバルはノーヴェに手を伸ばす。
「そうだね。さ、おいでノーヴェ」
「部屋に戻って、いっぱいキモチよく・・・なろう?」
「おねえちゃん、ディエチ・・・うん」
そう言うと笑顔でスバルが差し出した手に抱き着くノーヴェ。
ドアを潜る三人、瞼を閉じるティアナとウェンディ。
恋人たちの唇が重なり合うのと同時に部屋の扉は静かに閉じられた。


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