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ダークサイド・オーダー

 【16//2016】

今晩は、motojiです。
いよいよ『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』が上映です。
エピソードⅣの直前の物語りで反乱軍がデス・スターの設計図を盗み出す話らしいですね。
motojiはまだ見ていませんがw
どの様にエピソードⅣに繋がるのか非常に楽しみです。
なので今回はそれを記念してスター・ウォーズを題材にした作品です。
とは言えこの作品、以前エピソードⅦが上映された記念に投稿したものなのです。
しかし投稿先のMACXE'S様が閉鎖されてしまい、以来ファイルの角にお蔵入りしていた物ですw
それを多少修正したのが本作になります。
一応続編の構想は練っていますが他の作品の製作もあるのでお披露目はだいぶ先になると思われます(^^;)
本作が気に入った方はどうか長い目で見守ってくださいw




遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・。

無数の宝石がばら撒かれたような満点の星空。
その中を一隻の宇宙船が進んでいた。
一切の装飾を排除した機能性重視の軍用シャトル、それが目指す先に球状の宇宙ステーションが存在していた。
ステーションと言っても直径数万キロ、質量に換算すると数百兆トンに達する天体クラスの巨大な構造物だ。
その表面に無数に存在する対空砲とシールド発生装置で出来た森の間を進み、シャトルは目的の宇宙港に着陸した。



「立て!降りるんだっ!」
そんな怒声で彼女、エリス・ターナーは目を覚ました。
周囲を見回すと小型宇宙艇と思しき狭いカーゴルームに自分と同年代くらいの少女達が十数人。
それを取り囲む白いアーマーに身を包んだ銀河帝国軍の兵士、ストームトルーパー達が自分を含めた少女達に威圧しながら立ち上がらせる。
(そっか、私達帝国兵に捕まって・・・)
故郷の惑星で妹と暮らすエリスは突然やって来た帝国軍に身に覚えの無いスパイ容疑で拘束され小型の輸送艇に乗せられたのだった。
「おねえちゃん・・・」
隣には自分の一つ下の妹エリナが不安げな表情で自分にしがみついている。
「大丈夫、お姉ちゃんが護るから・・・」
妹を抱きしめ励ましの言葉をかけるが事態は芳しくない。
帝国のスパイに対する扱いの残虐さはしがない一市民でしかない自分もよく耳にする。
有罪を言い渡されたら最後、どこかの資源惑星か、最悪の場合悪名高いスパイス鉱山で死ぬまで穴掘りをさせられる事になるだろう・・・。
(どうしよう、せめて、せめてエリナだけでも逃がさなきゃ・・・)
しかし反乱軍の兵士でも、ましてや伝説となっている旧共和国の守護者、ジェダイの騎士でも無いエリスでは到底屈強な帝国兵に叶うはずも無く、強引に立たされブラスターガンで小突かれながら下船するしか無かった。
降りた場所はどこかの宇宙港だろう、広いドッグには自分達が乗せられたのと同型の輸送艇が停泊しており、同じように何処からか連れてこられたと思しき少女達が連行されていた。
「どういうことですか!?私は帝国政府が文官を募集してると聞いてやってきたのに・・・!?」
中には自分達とは毛色の違う、育ちの良さそうな少女達も存在しており、エリスの疑念は深まるばかりだった。
全ての宇宙船から少女達が下船し、ドッグの一角に並ばされると、指揮官と思しき帝国士官が彼女達の前に立つ。
「先ずは最初に文官公募で集まった者達に謝罪しておこう。公募は偽りである」
その言葉に先程の毛色の違う少女達がざわめき始める。
「次にスパイ容疑で拘束された諸君、その嫌疑は諸君らを集める為に帝国軍が行った偽装工作である」
その言葉に今度はエリスたちが困惑の声を上げる。
「公募が嘘ってどういうことですか!?」
「私達は何のために集められたのよ!?」
「お願いです!家に返してください!!」
少女達が口々に騒ぎ始めると士官は腰に下げたブラスターを抜き彼女達の足下に向けて発砲する。
『ZAP!』
「キャアッ!!」
突然撃たれた事に少女達は悲鳴を上げる。
「静まりたまえ、私の説明はまだ終わっていない」
いまだパニックを起こす少女達に士官は静かに、しかし逆らえない力の篭った声で続けた。
「諸君らはこの度栄えある特別親衛大隊の隊員として選ばれたのだ。皇帝陛下にお仕えできる名誉ある任務だ、光栄に思いたまえ」
説明を続ける士官の言葉にエリスは驚愕した。
特別親衛大隊がどのような物かは知らないが要するに自分達は帝国の軍人として徴兵されたという事だ。
彼女のように事情を理解した少女達は再び騒ぎ始めた。
「そんな!私軍人になんてなりません!」
「冗談じゃない!何で私がそんな事を・・・!」
異議を申し立てる少女達は、しかし再度放たれた威嚇射撃に沈黙した。
「これは皇帝陛下の御意志である、反抗は許されない。それでも逆らうというのなら、分っているな?」
士官がそういった直後、周囲を囲んでいたトルーパーたちがブラスターの安全装置を外す。
「ヒッ・・・!」
無言の脅しに彼女達の反抗心は打ち砕かれてしまった。
「おねえちゃん・・・」
「・・・・・・」
涙目でしがみ付いて来るエリナを励まそうとするエリスだったが、抵抗が無意味なものと理解できた彼女はただ、妹を抱きしめる事しか出来なかった。
少女達がようやく静かになったのを確認した士官は満足げに頷く。
「異論は無いな。宜しい、それでは早速メディカルチェックから始めよう。指定されたグループに分かれてから向かいたまえ」
その言葉に逆らうものはおらず、少女達はトルーパーに先導され歩き始めた。



メディカルルームの前に来るとトルーパー達は扉の前に立ち一人づつ入るよう指示する。
「お前からだ、入れ」
トルーパーに指名されたのはエリスだった。
エリナを一人にするのは心配だが逆らうわけにもいかない。
「それじゃあ、先に行くね・・・」
「・・・うん」
そんな姉を心配させまいとエリナは必死に笑顔を作る。
エリナから勇気を貰ったエリスは意を決して部屋に入った。
清潔さを保たれたメディカルルームの中に人間は居らず一体の医療ドロイドが待機していた。
『衣服を全て脱いでください』
エリスはトルーパーが室外で待機している理由を理解すると同時に全裸になることへの羞恥心を覚えた。
『衣服を全て脱いでください』
しかしドロイドはエリスの心中など意に介さず機械的に繰り返す。
観念したエリスは裸になると指定されたケースに着ていた服を入れる。
『そちらの台に乗ってください』
ドロイドに指差された方を見ると確かに一段高くなった場所がある。
指示に従い台の上にエリスが乗るとドロイドは近くにあったコンソールを操作し始めた。
『スキャン開始・・・』
直後、エリスの体を赤い光線が撫でる。
「ヒャッ!?」
驚きの声を上げるエリスだったがすぐにこれがレーザーポインターで体をスキャンしているのだと分った。
それからの処置は機械的だった。
あらゆる方向から光線を当てられ体中を調べられ、足りない栄養素を補うといわれ体を拘束されてから野太い注射を数本撃たれ、最後に先程とは違う色の光線で体表の老廃物を除去されて、ようやくエリスは解放された。
「ハァ、ようやく終わった・・・」
エリスがため息をつき、服を着ようとすると、服の入ったケースはものすごい速さでダストシュートに放り込まれた。
「ああっ!?」
突然の惨事に絶叫を上げるエリス。
あのワンピースはエリナと一緒にお揃いで買ったお気に入りの服だったのに・・・。
「何てことするのよ!?」
殴りかからんばかりの勢いで抗議するエリスだったが、下手人のドロイドは涼しい表情で言った。
『隣室に行き装備を受領してください』
「ふざけないでよ!あれがどれだけ大切か・・・!」
両親に先立たれたエリスに唯一残された肉親であるエリナ。
彼女との思い出こそがエリスにとって一番の宝物、その思い出の一つを汚された苦痛は余人には計り知れないものだった。
しかし・・・。
『隣室に行き装備を受領してください』
ドロイドは淡々と繰り返すばかりだった。
「くぅッ・・・」
これ以上の問答が無駄だと分ったエリスは歯を食いしばり隣室へ向かう。
(そうだ、エリナを護るのが最優先。此処は耐えよう・・・。ドロイドは装備を受け取れと言ったわね、装備と言う事はもしかしたら武器があるかもしれない、うまく行けばここから逃げ出すことも・・・)
小さいながらも希望の光りを見つけたエリスは扉を潜った。
隣室はシリンダーのような円筒形の狭い部屋だった。
「何なのここ?装備なんて何処にも・・・」
部屋の中央にエリスが立つと天井から声が聞こえてくる。
『システム正常。ボディグローブ、コーティング開始・・・』
すると何かの機械が動き出したのかモーターの駆動音が響く。
「えっ!?」
不安になったエリスが上を見ると黒一色に塗られた天井がゆっくり下りてくるではないか。
ジリジリとエリスに迫る天井。
「いやっ、来ないでっ・・・んむぅ!?」
慌てて天井を押さえようとエリスが手を伸ばすと天井はグニャリと歪み、エリスの腕を、そして彼女の上半身を飲み込んだ。
「ぷはっ・・・!」
中心に空いていた小さな穴から何とか顔を出したエリスは自分の体を確認する・・・。
「えぇ・・・!?」
天井だと思っていたのは黒い幕だった。
ラバー製だろうか、強い伸縮性を持った黒い幕は回転しながら床まで下り、真空パックの様にエリスの体を余す事無く包み込んでいた。
「くぅ、キツイ・・・」
全身をピッチリと覆うラバーは元の形に戻ろうと収縮し、エリスの体を締め付ける。
何とか部屋から這い出し、隣室へ逃げ込んだエリスは改めて自分の体を見る。
「わぁ・・・っ」
首から下、指先からつま先までラバーは余す事無く包み込みエリスの体を漆黒に染め上げている。
年齢相応のやや発育途上だった彼女の身体は収縮するラバー生地に締め上げられ美しい均衡を形作っている。
(すごくキレイで、エッチなカラダ・・・)
引き締められたエリスの肢体は10人中10人の男性が目を向けるであろう程、扇情的な姿に変わっていた。
「おねえ、ちゃん?」
彼女の背後、先程までいた隣室の方から聞きなれた声がする。
「エリナっ!!」
そこにいたのは間違いなくエリスの妹のエリナだった。
彼女の姿はエリスと同様首から下を完全に黒いラバースーツで包まれていた。
(キレイ・・・)
キュッと引き締まったラバースーツ姿のエリナ。
普段は見ることの出来ない色気に満ちた妹の姿にエリスは見とれてしまった。
「あ、あんまり見ないで。はずかしいよぉ・・・」
顔を真っ赤にしながらモジモジと体を隠すエリナ。
「あ・・・ご、ゴメン・・・」
慌てて彼女から視線をそらした直後、新たな少女が扉から出てきた。
彼女も二人と同じくラバーに全身を覆われている。
それからも次々とラバーに包まれた少女が部屋に入ってくる。
「くっ、うぅ・・・」
スーツの締め付けがキツイのか、何人かの少女は足下が覚束ず、フラフラとしている。
そんな子をエリスや動ける少女が介抱していると最後の一人が扉から出てきた。
「全員終わったようだな」
声が聞こえ振り向くとエリス達が出てきたのとは反対側の扉から先程の士官がトルーパーを引き連れてやってきた。
「貴様らの教育は私が行う事となった、以後私の指示に従うように。逆らった場合は、まぁ言わずともわかるだろう・・・」
ホルスターに収められたブラスターをポンポンと叩きながら喋る士官に反論できる者は誰もいなかった。
「その状態では碌な訓練も出来まい、今日は全員休みたまえ、部屋は用意してある」
そう言って案内された部屋は机とベッド、そしてロッカー以外に何も無い簡素な部屋だった。
「明日は0600に起床だ。遅れたものには罰を与えるのでそのつもりで・・・」
そう言って士官は出て行った。
扉を調べると外からロックされているのか開かない。
やむおえず少女達は各々に割り振られたベッドに入りる。
「お姉ちゃん・・・お願い、一緒に寝て・・・」
不安げな顔で言うエリナの願いを受けてエリスは彼女を自分のベッドに招き入れる。
周りのベッドから少女達のすすり泣く声が聞こえる中、二人は抱き合い不安に耐えながら眠りに付いた。



それからの訓練の日々は苛烈を極めた。
初日こそ整列や行進といった初歩的な訓練だったがそれが終わると基礎体力訓練、座学、ブラスターの分解整備訓練、各種技能訓練、射撃訓練、近接格闘訓練と厳しさを増していく。
また身体を覆っているラバースーツ、通称ボディグローブはシャワーの時意外は脱ぐ事を許されず、文字通り彼女達の第二の肌となっていた。
少女達の中には反抗、脱走を試みる者もいたが、彼女達は悉く捕らわれ罰として士官の持つ高電圧ロッドで強かに打たれた。
その痛みと恐怖から最初は反抗的だった少女も次第に大人しくなり、エリスの属する分隊は全員が上官に服従するようになる。
そうして時間が過ぎていく中、エリスは彼女達の変化を感じた。
「最初はどうなるかと思ったけれど、慣れると結構たのしいよね?」
分隊の一人が話す。
「そうだな、命令に従ってれば何も言われないし食事も給料ももらえる。案外快適だよなー、ココ」
当初反抗的だった少女が同意する。
「よく考えれば文官として働くのもトルーパーになるのも帝国に使えるという意味では同じですからね・・・」
文官志望だった少女もそれに続く。
「それに、自分が強くなっていくのが・・・楽しいですよね」
気弱でいつも泣いていた少女が嬉しそうに話す。
「それもこれも皇帝陛下が私達を見出してくれたお陰よね・・・」
「ええ。だから皆、皇帝陛下のために頑張りましょう」
「はいっ」
「皇帝陛下のために・・・」
分隊の少女達が口々に皇帝への忠誠と賛美の言葉をつむぐ・・・。
(おかしい、一体どうなってるの・・・!?)
皆の変わり様にエリスは不安と恐怖を覚えた。
「どうしたの?お姉ちゃん?」
妹のエリナでさえ、目の前の光景に違和感を覚えていない。
(皆変わってしまった。じゃあ何で私だけ・・・?)
自分だけ変化がない事を不思議に思うエリスだったが消灯時間となったのに気づき慌ててベッドに入る。
(とにかく皆が洗脳され始めているのは確かなんだ。せめて私だけは気を強く持たないと・・・)
「ん・・・はぁ・・・」
ふと、隣のベッドから声が聞こえた。
「・・・エリナ?」
そこに寝ているはずの妹にエリスは声をかける。
「ヒャッ・・・!だ、大丈夫。何でもないよ・・・」
そういう彼女だったが裏返った声で言われても全く大丈夫に感じられない。
「どうしたのさ?」
「大丈夫ですか?」
心配になった他の少女達もベッドから起き上がりエリナの元にやってくる。
そして気づいた。
「・・・エリナ、もしかして」
「うぅ・・・」
顔を赤らめ俯くエリナ。
彼女は自己を慰めていたのだ。
それを理解したほかの少女達も一様に赤面する。
「ま、まぁ仕方ないわよ。誰だってそういう気分になるんだし・・・」
「そうそう、気にしないで・・・」
そう言ってベッドに戻って行く仲間達。
「そ、それじゃあお休み・・・」
エリスも同じようにベッドに戻る。
しかし・・・。
(うぅ・・・眠れない・・・)
先程のエリナの声が耳から離れず、悶々とした気分に陥るエリス。
(・・・・・・)
無意識の内に下半身を見るエリス。
スーツの下で秘所が、その奥の子宮が疼くのを感じる。
(うぅ・・・)
恐る恐る股間に手を当てるエリス。
『クチュ』
「んっ・・・」
ボディグローブの上から軽く押すと、水気を帯びた音がラバー生地の下から聞こえてきた。
(やだ・・・私のアソコ、すごく濡れてる・・・)
理性が止めるように警告するが押し寄せる切なさにエリスは耐えられず、再度秘部を弄る。
「ん・・・」
「あっ・・・」
「はぁぁ・・・」
気づけば回りのベッドからも声が漏れてくるのが聞こえ、その中に溶けるようにエリスは自身を慰め続けた。
それからまた日々は流れていく。
訓練の内容も対ゲリラ戦訓練や市街地での連携訓練、更に他の分隊との模擬演習等その内容は日に日に濃くなって行く。
また、激しくなるのは訓練だけではなかった。
「んっ、ああっ・・・おねえ、ちゃん・・・」
エリスの耳元にエリナの吐息がかかる。
彼女の身体はエリスの身体にピッタリと密着し、二人のボディグローブが擦れるたびに甘い声が漏れる。
「フフッ・・・。ね、スーツ同士でするとキモチいいでしょ?」
エリナのベッドの上でエリスは悶えるエリナと交わる。
本来なら周りの目があるこの部屋でこのような大胆な事は出来ないだろう。
しかしエリスはそんなものを気にする必要な無かった。
何故ならば・・・。
「アッ・・・いぃ、いいのぉ・・・」
「んチュ・・・フフ・・・きもちい?」
そう、何故ならば部屋にいる訓練生の少女達全員が手近な相手と抱き合い求め合っているからだ。
何時からか、自慰だけでは切なさを紛らわす事が出来なくなったエリスは同じく堪えきれなくなったエリナと体を重ねた。
それを目にした分隊の仲間達も隣にいた者と手を取り合い、ある者は唇を重ねあった。
以来彼女達は訓練が終わると兵舎に戻りこうして隊の連帯感を高めあうようになったのだ。
「エリス、今度は私とシよ?」
隣で絆を育んでいた少女がエリスに声をかける。
見れば彼女のお相手は今他の少女と抱き合っている。
「んもう、しょうがないなぁ・・・。エリナ、ちょっとゴメンね?」
「それじゃあエリナは私としよう?」
「フフ、いいよ・・・」
エリスとエリナは分かれるとそれぞれの新たなパートナーと肌を重ねあう。
ボディグローブ同士が擦れ合い敏感になったエリナたちの身体に甘美な刺激が迸る。
「ああっ・・・キモチいい・・・」
「フフフ、こんなステキなことが出来るのも皇帝陛下のお陰だね」
相方の少女が呟く。
「うん、そうだね。皇帝陛下が私達を見出してくださったから今の私達がある・・・」
それにエリスは迷う事無く答える。
最初こそ違和感を感じていたエリスも、仲間達と求め合ううちにその変化を受け入れていた。
そうして彼女達は今日も消灯時間が訪れるまでその絆を育みあうのだった。



「ねえ、今日の訓練って何だっけ?」
ロッカーに収められている純白のアーマーをボディグローブの上から装着しながらエリスは妹に訪ねる。
「ん~、そういえば何も通達されて無いね。どうしてだろう?」
通常のストームトルーパーのものとは違う、女性的なフォルムが印象的なアーマーを着込んだエリナが答える。
「おーい、そろそろ行かないとまずいよ!」
分隊の仲間が二人を急かす。
「了解!・・・とにかく急ごう」
「うん」
そう言って二人はヘルメットを被ると部屋を後にした。
「整列!」
教練を支持する士官、コマンダーの指示に、エリスたちは一糸乱れぬ動きで整列を行う。
「第101特別訓練分隊、整列しました!欠員無し!」
エリスがコマンダーに報告する。
彼女はこれまでの訓練課程において優秀な成績を収めた事で分隊長に任命されていた。
「宜しい、それではブラスターを受領後再度整列せよ」
「イエッサー!」
コマンダーに敬礼し彼が返礼したのを確認すると、エリスたちは駆け足で近くの武器ケースを開けブラスターを手に取る。
安全装置やエネルギー残量に問題がない事を確認すると彼女達は再び駆け足でコマンダーの前に整列する。
「ブラスターの受領、完了しました」
「うむ。諸君、本日の訓練は帝国への・・・ひいては皇帝陛下への忠誠が試されるものだ。あれを見たまえ」
コマンダーに指示された方を見ると両手を手錠で拘束された男達がストームトルーパーに連行されて来た。
「奴らは帝国に反逆を企てた反乱分子、先程処刑判決が下った。よって彼奴等の死刑執行を執り行え」
その命令に訓練生手達は久方ぶりにざわめく。
「わ、私達が・・・でありますか?」
「いかにも。皇帝陛下の御為ならばどのような事もいとわない忠誠心、それを今回の訓練で確かめる。分隊、一歩前へ!」
『ザッ!』
困惑していた訓練生達だったがコマンダーの号令が下った直後一つの機械のような精密さで全員が死刑囚の前に踏み出す。
「構え!」
囚人に向けてブラスターが向けられる。
騒ぎ、暴れ出す囚人達だったが彼らの手はトルーパーにより壁に拘束され逃れる事が出来ない。
(殺すの?あの人たちを・・・。私達が・・・!?)
エリスの胸の鼓動が早くなる。
「ハァ、ハァ・・・」
ヘルメットの中で自身の呼吸音がうるさい位大きく聞こえる。
全身から汗が噴き出し不快感が増していく。
こんな事したくない、しかし訓練された身体は命令に従い囚人達に照準を合わせる。
「撃てっ!」
コマンダーの手が振り下ろされるのと同時にエリスは反射的に引き金を引いた。
『ZAP!!』
エリスが恐る恐る狙った先を見ると囚人はいまだ生命活動を続けていた。
恐怖に手が震えた結果ブラスターの照準が狂い、放たれた熱線は彼に命中しなかったのだ。
(よかった・・・)
エリスがそう思ったのもつかの間、彼女の体を激痛が襲う。
「あぐぅっ・・・!?」
あまりの痛みに立っていられず四つん這いになるエリス。
「いかんなぁ、皇帝陛下への忠誠が足りないと見える・・・」
エリスが顔を上げると高電圧ロッドを手にしたコマンダーが彼女を見下ろしていた。
「これまでの成績から貴様には期待していたのだがなあ、残念だよ。あれを見たまえ・・・」
コマンダーに促され、エリスは彼が示した先に目をやる。
「なっ・・・!?」
エリスの視線の先、自分が人物以外の囚人達は皆一様に急所を打ち抜かれ絶命していた。
そう、『全員』だ。
「他の訓練生は見ての通り見事忠誠を示して見せたぞ?そこの候補生、彼女に手本を見せてやりたまえ」
コマンダーが候補生の一人にそう命じる。
「イエッサー!」
その候補生は聞き慣れた声で復唱すると生き残っていた囚人に向かってブラスターを構え・・・。
「やめっ・・・!」
『ZAP!』
躊躇い無く引き金を引いた。
ブラスターから打ち出された熱線は囚人胸に命中し、彼はそのまま息絶えた。
「ご苦労、よくやった候補生」
任務を果たした候補生にコマンダーは賞賛の言葉を送る。
「イエッサー、ありがとうございます」
それに対し、候補生、エリナは胸を張り誇らしげに敬礼した。



「仕方ないよ、今度は頑張ろう。だから気をおとさないで・・・」
憔悴しきったエリスを励ます分隊の仲間達。
しかし彼女達はエリスの憔悴の理由を理解していなかった。
(どうして、どうして皆平気なの?)
今でも思い出すことが出来る。
囚人に銃口を向けたあの時の恐怖を、自分が人殺しになってしまう恐怖を。
それを皆は感じなかったのか?
「どうして皆はそんなに平然としていられるの?人を殺したんだよ!?」
その疑問と恐れをエリスは思わず声に出す。
しかし帰って来たのは彼女が望んだものではなかった。
「確かに最初は不安だったけど、そこまで怖くは無かったかな?」
「ええ、それに連中は帝国に、皇帝陛下に仇成す存在。なら殺処分するのが当然でしょう?」
「その通りだよ、だって私達トルーパー候補生なんだから・・・」
「エリスは優しいな、あんな奴らにも情が湧くなんて・・・」
理由は分らないがエリスは彼女達が嘘を言っていないのがなんとなく分った。
つまり彼女達は囚人を射殺する時恐怖を感じていなかったというのだ。
「エリナ、エリナも変だと思うよね!?」
エリスは実の妹にも同じように問う。
きっと彼女なら分ってくれると信じて。
しかし・・・。
「変な事聞くね?私達は皇帝陛下の兵士なんだよ、陛下の敵を討つのは当たり前じゃない。お姉ちゃんどうしちゃったの?」
結果は残酷だった。
同時にエリスは思い出す、自分が撃てなかった囚人を射殺したのはエリナだったと。
「そんな事より、今夜も愉しもうよ?」
エリナがエリスに手を伸ばす。
エリスにはその手が自分を闇に引きずり込もうとしているように見えた。
「っ!!さわらないで!!」
恐怖から反射的に手を払ったエリスは走ってトイレに逃げ込んだ。
「お姉ちゃん?」
「エリスどうしちゃったんだろう?」
「きっと疲れてるんだよ」
「しょうがないから今夜は私達だけでしましょ」
そうして彼女達は今夜も一つになる。
扉の向こうから妹達が喘ぐ声が聞こえてくる。
「・・・・・・・!!」
エリスは耳を塞ぎ蹲る。
そうして彼女はトイレで一人夜を明かした。
それからも訓練の日々は続いていく。
施設内の警備や哨戒任務などの簡単な任務も組み込まれるようになった訓練課程をこなし、少女達は少しずつ一人前のトルーパーに近づいていく。
エリス一人を除いて・・・。
あの一件以来、彼女の成績は目に見えて落ちていった。
特に射撃訓練や戦闘訓練の成績の下落は目を覆わんばかりの結果だ。
そして分隊内でもエリスは一人孤立するようになって言った。
隊の脚を引っ張り、共に絆を深めようとしない彼女に隊の仲間達の視線は日に日に冷たいものになって行く。
いまや彼女は分隊長を解任され、新たな分隊長は妹のエリナが就いていた。
日に日に衰えていくエリスだったがその意志は未だ健在だった。
(きっと皆は何かの暗示にかかっているんだ。それで恐怖も疑問も抱かない)
それが自分だけ解けた。エリスはこれをチャンスだと感じた。
(私が皆を助けないと、こんな洗脳に負けてたまるか・・・!)
訓練と妹達から向けられる敵意に耐えながらエリスはチャンスを待ち続けた。
しかし時は流れ、ついに訓練課程は修了してしまう。
「本日を持って全ての訓練課程が終了した事を宣言する」
場所はエリスたちが最初に連れてこられた宇宙港、そこに彼女達はボディグローブ姿で整列している。
隊員達の前に立ちコマンダーが隊員一人一人に所属と兵科を通達していく。
「MC0019、502大隊ストームトルーパー配属。MC0020、502大隊ストームトルーパー配属。MC0021、502大隊スカウトトルーパー配属。MC0022・・・」
通達を受けた少女達はそれを復唱すると正規のアーマーを受領し見につけて行く。
こうして一人、また一人と少女がトルーパーに変わっていく中、ついにエリスの分隊の番が来た。
「MC0051、502大隊ウォーカードライバー配属。MC0052、502大隊ストームトルーパー配属。MC0053、502大隊スカウトトルーパー配属・・・」
隊の仲間達が新たに受領したアーマーに袖を通す中、エリスが呼ばれる。
「MC0055、真に残念ながら貴官には帝国に対する忠誠が足りないと見える。よって遺憾ながら貴官は落第だ」
「なっ・・・!」
エリスは衝撃を受ける。
確かに成績は落ちていたがそれでも何とか訓練にはついてこれたのだ。
(まさか洗脳が解けているのに気づかれた?)
困惑するエリスを無視してコマンダーは隣の候補生、エリナの前に立つ。
「MC0056、貴官は候補生の中でも非常に優秀な成績を残した。更に貴官の適正を鑑み502大隊TIEファイターパイロットに任命する」
「イエッサー!光栄であります」
エリナはそういうと新品のアーマーを受領し身に着け始める。
エリナの身体が黒いアーマーに覆われていく。
「あぁ、エリナ・・・」
エリスは妹の名を呼ぶ。しかし・・・。
「・・・話しかけないで」
かつてのエリナからは想像できないような冷たい視線で拒絶されてしまった。
「エリ、ナ・・・」
すでにエリスの事は眼中に無いのか、彼女の事を無視してエリナは淡々とアーマーを着ていく。
最後にヘルメットを被ったエリナは他の少女達と同様、完全に帝国の兵士となった。
「諸君らはこれより栄えある皇帝陛下の兵となる。帝国を害する者を処罰し皇帝に仇成すものを駆除せよ。諸君らの挺身に期待する」
コマンダーの言葉に彼女達は敬礼すると、振り分けられた新たな部署に向かっていった。
「・・・・・・」
一人残されたエリスはただ、立ち尽くすしかなかった。
(私は何をしてるの?エリナ達を救うなんていっておきながら何も出来ていないじゃない)
こんな事になるなら・・・。
(何も考えないで、考える事をやめて皆みたいにトルーパーになれればよかったのに・・・・)
エリスがそんな事を考えているとコマンダーが彼女の前にやって来た。
かつて共に訓練に励んだ仲間、ストームトルーパーになった少女を引き連れて。
「MC0055、貴官には帝国に対する反逆の容疑がかかっている。よって貴官を拘束する、抵抗はしないように」
トルーパーに組み伏せられたエリスは連行される。
つれてこられたのはステーションの最深部、自分も初めて入る場所だ。
「連れて参りました、皇帝陛下・・・」
「えっ・・・?」
エリスは皇帝と呼ばれ人物を見る。
(皇帝、それじゃあこの人が・・・)
機械的な玉座に腰を下ろした人物の顔は、残念ながら薄暗い室内では見ることが出来ない。
「ご苦労コマンダー、下がってよい。トルーパー達もだ」
だが発せられたその声からかなりの高齢だと推察される。
皇帝の命令に、コマンダーたちは一礼すると部屋を後にした。
「待っておったぞ、エリス・ターナー・・・」
「あなたが、皇帝なの?」
エリスの問いに目の前の怪人物は鷹揚に頷いてみせる。
「いかにも、余が銀河帝国の皇帝。この銀河を支配する者だ・・・」
皇帝は立ち上がるとゆっくりとした足取りでエリスの前までやってくる。
そこでようやく彼の顔が見える。
「ひっ・・・!」
「この顔か?昔ジェダイとの戦いでな・・・」
皇帝の顔は大きな火傷を負ったのか恐ろしいほどしわがれていた。
「ふむ、そなたから強いフォースを感じる。なるほどなるほど、余のマインドトリックが効かなんだ訳だ・・・」
「フォース?」
聞きなれない単語にエリスはおうむ返しに尋ねる。
「そうだ、この宇宙の全ての生命を繋ぐ力よ・・・。それを操る事が出来るのがジェダイの騎士、そして我ら暗黒面の者達だ」
そこでエリスは理解した。
「それを使って私達を操っていたの!?」
「いかにも、トルーパーたちも、そなたの妹もな・・・」
それを効いたエリスは皇帝に飛び掛った。
しかし。
「身体が、動かない・・・!?」
皇帝が手をかざした途端、エリスの身体は金縛りにあったかのように動かなくなってしまった。
「これがフォースの力だ。そしてそなたにもその力が眠っている」
「・・・私の、中に?」
突如告げられた内容にエリスは混乱する。
「そうだ、始めは戯れに少女達だけの親衛隊を作ってみようとしたのだがな、余のマインドトリックを跳ね除けた者がいると知って暫く様子を見ていたが間違いない、そなたにはフォースの素質がある」
それがエリスが自分を保てた理由、彼女が無意識にフォースの力を使い皇帝の洗脳から自身を護っていたのだ。
確かに思い当たる節がある。
ろくに運動もしていなかった彼女が何故訓練で好成績を出せたのか、時たま他の者の考えが読めるような気がし、お陰で洗脳が解ける前までは分隊内の人間関係は極めて良好だった。
思えば妹の手を払いのけたあの時、妹から恐ろしい闇を感じた、あれは皇帝のフォースを感じたのかもしれない。
「くっ、よくも皆を・・・!」
唯一動かせる視線をあらん限りの憎しみをこめて皇帝に向ける。
「フッフッフ、余が憎いか?どれ、そなたの心を覗いてやろう・・・」
皇帝がそういった途端エリスの身体に怖気が走る。
まるで心臓を鷲づかみにされたような感触だ。
「・・・・・・っ!!」
歯を食いしばり耐え忍ぶエリス。
「ふむ、憎しみではない。これは・・・恐れ、恐怖じゃな。しかし余に対するものではない・・・」
そんなエリスの心を皇帝は観察するように読み取っていく。
「なるほど・・・妹と離れるのを恐れておるのか・・・」
「・・・っ!」
皇帝の言葉にエリスは息を呑む。
「ふむ、唯一の肉親と別れるのが怖いか・・・しかし本当にそれだけかのぅ?」
「何が、言いたいの?」
震える声を抑えながら応じるエリス、しかし彼女は内心焦りを感じていた。
(駄目、言わないで・・・これ以上私の心を覗かないでっ・・・!)
「おぬしが恐れているのは妹と愛し合えなくなることではないのか?」
「やめてっ!」
叫ぶエリス、しかし皇帝は構わず続ける。
「始めて妹と体を重ねた時の快感が忘れられないのであろう?あの快楽を味わえなくなるのが嫌なのだろう?」
「やめて・・・ちがう、わたしは・・・」
俯きうわごとのように繰り返すエリス。
出来る事なら耳を塞いで皇帝の言葉から逃げたかった。
しかしフォースで体を拘束されているエリスには抵抗する事も逃げる事も出来なかった。
「おぬしの願い、かなえてもよいぞ?」
「・・・えっ?」
そこで予想外の相手から救いの手が差し伸べられた。
「余に仕えよ。そうすれば妹はお主の物だ」
「でも、そうしたら私は・・・」
そう、目の前の男に仕えるということは兵士として誰かの命を奪うという事だ。
「そうだな、多くの命を殺めることになるだろう。だがな、それがどうしたというのだ?」
皇帝は更に言葉を紡ぐ。
「誰も信用できないからこそ唯一の肉親と二人で生きてきたのだろう?今更見ず知らずの他人に情けをかける必要など何処にある?」
「でも、それでも・・・」
頑なに拒むエリス、しかし彼女の心の壁には小さな綻びが生じはじめていた。
そして皇帝はそれを逃しはしなかった。
「想像してみよ、妹の全てを手に入れた光景を、彼女の心も体も、全てをお主の好きなように出来る未来を・・・」
「エリナを、好きに・・・」



エリスの頭にそのヴィジョンが浮かぶ。
「お姉ちゃん・・・」
「エリ、ナ・・・?」
エリナが目の前にやってくる。
ボディグローブに包まれた身体は美しい曲線を形作り同性であるエリスから見ても美しいと感じられた。
「エヘヘ、ようやく会えたね・・・」
エリナがエリスに抱きつく。
張りのある乳房が互いに圧しあい変形する。
「んっ・・・」
そのこそばゆい快感にエリスは声を漏らす。
「フフっ、もう一度二人でこうしたかったんだ・・・」
エリナが身体を密着させ姉の身体の感触を愉しむ。
「アァッ・・・!嘘よ、これは・・・幻覚にっ、決まってる・・・アンッ」
邪悪なフォースを感じたエリスは、これが皇帝の作り出した偽りの世界だと即座に気づき抵抗する。
「そうだよ、確かに私は幻。でもね、皇帝陛下にお仕えすればこれを現実にする事だってできるんだよ・・・」
そう言ってエリスの胸に吸い付くエリナ。
「アンっ・・・!だ、ダメぇ・・・」
ボディグローブ越しに感じる妹の舌の感触がエリスの理性を攻め立てる。
「んチュ、躊躇う必要なんて無いんだよ。お姉ちゃんだってこうなる事を望んでたはずなんだから」
エリナの言うとおだ。彼女と体を重ねて以降、エリナが愛おしくてたまらなく感じるようになった。
皇帝のマインドトリックが解けて、仲間達の誘いを断るようになってからも心の奥では目の前で求め合う彼女達が羨ましくて仕方なかった。
もう一度彼女達とつながりたい、もう一度エリナと愛し合いたい。
そういった欲求を必死に押し留めた彼女の理性はもはや爆発寸前のところまで来ていた。
「私もね、お姉ちゃんに帰ってきて欲しい。ううん、私だけじゃない」
そう言ってエリナは横を向く。
妹に釣られて彼女の視線の先を見ると・・・。
「みんな・・・」
そこには苦楽を共にした訓練分隊の仲間達がいた。
皆エリナと同様にアーマーは着けておらず、ボディグローブで整えられた美しいボディラインをエリスに晒している。
「エリス、戻ってきて」
「また皆でキモチよくなろう・・・」
仲間達がエリスに歩み寄る。
「ガマンしてたって辛いだけだよ」
「もう自分を偽らないで・・・」
手が、脚が、彼女達に触れたところから暖かい快感が伝わりエリスの胸は幸福感で満たされていく。
こうしてエリスはようやく理解した。
抗う必要なんて無かったのだ。
皇帝に、暗黒面に身を委ねるだけで自分は幸せになれるのだと。
「さぁ、お姉ちゃん。私を、私達を支配して・・・」
エリナが両手を広げエリスを誘う。
(そうだ、全てを受け入れれば私は全てを手に入れられる。なら私は・・・)
エリスは妹を抱きしめ唇を奪う。
「んん・・・」
「ん、ふぅ・・・」
するとエリスの中に何かが流れ込んでくる。
「アァッ・・・!」
その事に一瞬恐怖を覚えたが、それが快感だと分ったエリスは一転し、貪欲にそれを求めた。
「あぁ・・・これが、これが暗黒面の力。キモチいぃ・・・!」
邪悪なフォースはエリスの身体に満ち満ちていき同時にエリスの感じる快楽も大きくなっていく。
「イイ、イイのぉ・・・!もっと欲しい、もっと私を真っ黒に染め上げて・・・!」
際限なく力を吸い上げる為、目の前にいたエリナたちの幻影も形を保つ事が出来ずエリスの中に吸い込まれていく。
パワーと共に快楽強くなりやがて・・・。
「アッ、あぁっ・・・!イク、イクよぉ!イクイク、イクゥぅぅっ!!」
限界を来れた快感にエリスは果てた。



「どうやら終わったようだな」
幻が晴れ、意識を取り戻したエリスは再び皇帝の前にいた。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
既に拘束は解かれ手足を床に着き荒くなった呼吸を整える。
「さぁ、立つのだ・・・」
皇帝の言葉にエリスは逆らう事無く立ち上がる。
しかし顔は俯いたままでその表情は窺う事が出来ない。
「暗黒面の力を手に入れた感想はどうだ?」
「感、想・・・?」
皇帝の問いに反応したエリスは・・・。
「・・・フフっ」
笑った。
「フフフ、アハハハハッ!最高の気分です。あぁ、素敵・・・体中に力が満ち溢れていて今にもおかしくなっちゃいそう・・・」
高らかに笑いながら体を抱きしめるエリス。
顔を上げた彼女は恍惚とした表情を浮かべており、先程までとは全く印象が違っていた。
「では余に仕えることに異論は無いな?」
皇帝の言葉にエリスは恭しく膝を付く。
「勿論です皇帝陛下・・・いいえ、マイマスター。どうか私をお導きください」
エリスが忠誠を誓うのを見て、皇帝は満足げに笑う。
「フッフッフ・・・宜しい、我が新たな弟子よ。これからは余の敵を討つ者、ダース・スレイヤーと名乗るがよい」
「ありがたき幸せ、マイマスター」
そう言ってエリスは・・・否、ダーススレイヤーは皇帝に頭を垂れた。



「大隊整列!整列!」
先程編成を終え、各セクション毎に稼動を始めた第502大隊は突然の呼集を受け、先程の宇宙港に集結していた。
「何だろう?隊長は何か聞いてますか?」
集合した将兵たちの一角でファイターパイロット達は小声上官に質問する。
「いいえ、私も何も聞かされていないわ。もしかしたら急な任務でも入ったのかしら・・・?」
彼女達の指揮官、MC0056ことエリナは召集の理由を想像する。
しかし彼女の予想は外れる事となる。
「突然ではあるが当部隊は皇帝直属の近衛騎士殿が指揮を執る。今回の召集はそのお方の訓示の為である!」
コマンダーが直立不動の姿勢で彼女達に事情を説明する。
「此方が貴官らの新たな上官、ダース・スレイヤー卿だ」
その言葉と同時に現れた人物にエリナ達は驚愕を隠せなかった。
「なっ・・・!?」
「うそっ?!」
「おねえ、ちゃん?」
現れたのはボディグローブの上から動きやすさを重視した漆黒のアーマーを纏い、更に漆黒のローブを纏ったエリスだった。
「皇帝陛下直属近衛騎士のダース・スレイヤーだ。現時刻を持って私が貴様らの指揮を執る」
訓練で落第し、あまつさえスパイ容疑で連行されたはずのエリスが突如自分達の上官として戻ってくる。
驚かないほうが無理と言うものだ。
各所でトルーパーたちが驚きの声を上げている。
「ほぅ、私を前に私語とは・・・どうやら教育が不十分だったようだな」
そういうとエリスは彼女達に向かって手をかざしてみせる。
「?一体何を・・・っ!?」
訝しがるトルーパーたちだったが直後に変化が訪れた。
「んっ・・・くぅ・・・!」
「やっ、なに、これ・・・!?」
内股になる者、股間部を抑える者、その場に座り込んでしまう者・・・。
リアクションには違いはあるがヘルメットの下で彼女達の顔は一様に赤面していた。
「フフフ・・・っ、自分が何であるか理解できたようだな。そう、貴様らは全員私の物だ。私に忠誠を誓う者には更なる快楽を与えてやる。異議のある者は、そうだな・・・私直々に調教してやろう・・・」
「ずっと、キモチよくなれる・・・」
「ステキ・・・」
「調教、オシオキ・・・あぁ・・・」
何やら一部の者達が調教と言う言葉の方に反応したようだが問題は無いだろう、目の前にいるトルーパー達は姿勢を正すとコンマ1秒のズレもなくエリスに敬礼する。
「フフッ、いい子だ。それじゃあ早速ご褒美だ・・・」
そう言ってエリスは再び部下に向かって手をかざす。
「んっ・・・あぁっ!」
「やだっ・・・これ、スゴクいい・・・」
「はぁぁ、キモチいいよぅ・・・」
先程よりも強力な快感を与えられたトルーパー達は誰一人立っていられず、その場にしゃがみこんでしまう。
その光景を目にしたダース・スレイヤーは満足げに頷く。
「フフフッ、明日には早速実戦に参加する。なので今夜は特別に休養を与える。せいぜい『楽しむ』といい」
そう言って立ち去ろうとしたスレイヤーだったが、思い出したかのように立ち止まり再び部下達の方に振り向く。
「ああ、そうだ。MC0056、貴様は後ほど私の部屋に出頭するように。以上だ」
そう言って今度こそ彼女は立ち去っていく。
「はぁ、はぁ・・・何だろう、いったい・・・」
息を整えながらエリナは不安げにかつての姉の背中を見つめ続けた。



解散を言い渡されたトルーパー達が各々宿舎に戻って行く中、エリナはダース・スレイヤーの自室の前にいた。
「失礼します。MC0056、出頭いたしました」
「・・・入れ」
入室を許可されたエリナが入ると黒を基本色とした部屋の執務机にスレイヤーは座っていた。
「ご苦労、楽にして構わん」
「イエス、マイロード」
そういうとエリナは休めの姿勢をとる。
それを見たスレイヤーはクスリと苦笑する。
「・・・?」
その様子を訝しむエリナに暗黒卿は話しかけた。
「そんなに畏まる必要は無いわよ。此処では誰も見ていないわ、エリナ」
そう声をかける姿はエリナのよく知る姉、エリスそのものだった。
「やっぱり、お姉ちゃんなの・・・?」
エリナが質問するとエリスは立ち上がりエリナのすぐ目の前にやってくる。
「ホント、皮肉よね。皇帝のお言葉を遮っていた強いフォースのお陰で皇帝に見出されるなんてね」
「お姉ちゃん・・・」
「でもそのお陰でエリナを私のものに出来る、また一緒にいらるんだから・・・」
エリスはエリナのヘルメットを脱がす。
露わになった妹の顔はほんのり上気し、崇敬の篭った眼差しでエリスを見つめる。
エリナの瞳にはエリスが姉以上の崇高な存在に写っていた。
(あぁ、お姉ちゃんに・・・いいえ、このお方に隷属したい。身も心も全てを支配していただきたい・・・)
「フフッ・・・」
エリナに向かってエリスが手をかざす。
『バチン』
エリスの指が動くとエリナのアーマーを固定していたストッパーが外れ、アーマーが床に落ちていく。
「ああ・・・」
全てのアーマーが外れ、ボディグローブ姿になったエリナをエリスはベッドに連れて行く。
「さぁエリナ、全てを委ねて。私のものになるのよ」
同様にアーマーを脱ぎ、ボディーグローブ姿いなったエリスがそう言い放つ。
この瞬間、エリナの心は完全にエリスに掌握された。
「はい・・・お姉様」
そしてエリスの腕に抱かれるエリナ。
倒れこむようにベッドに横になった姉妹は久方ぶりにその絆を確かめ合うのだった。



銃声と爆音、そして断末魔が夜空に谺する。
炎が揺らめくたびに逃げ惑う反逆者とそれを追うトルーパーの影がユラユラと陽炎のように揺れる。
此処は銀河系のとある惑星の首都だ。
表向きは帝国の一地方都市に過ぎない街だったがここの住人達は裏で反乱軍と内通し、武器や情報を連中に流していた。
エリスに率いられた第502大隊の最初の任務は反乱軍とそれに加担する反逆者の殲滅・・・そう殲滅だ。
皇帝より命を受けた彼女達はすぐさま状況を開始した。
ハイパードライブでかの惑星に急行するとすぐさま軌道上から爆撃を開始。
スターデストロイヤーに備えられた数多の砲座から豪雨のようにレーザーが降り注ぎ都市外周部は一瞬で溶岩溜まりへと変貌した。
そして逃げ場を失った裏切り者を一掃すべく残った中央エリアに降下艇が次々に下り立つ。
抵抗する者はウォーカーマシンに蹴散らされ、逃げ惑う者はトルーパーに後ろから撃たれ、隠れ潜む者は上空からTIEボマーに爆撃され老若男女、そして種族に関係なく駆除されていった。
「報告します、スレイヤー卿。官庁街の制圧を完了、残党の掃討も間もなく終了します」
トルーパーの報告を受けてエリス、ダース・スレイヤーは薄ら笑いを浮かべた。
「結構、そのまま掃討を続けなさい。皇帝陛下に逆らう愚か者共は一人たりとも生かしてこの星から出すな」
「イエス、マイロード」
先程のトルーパーがそう返事をした直後、背後で銃声が響く。
振り向けばブラスターを手にした市民がこちらに走ってくる。
恐らく市民に扮した反乱軍兵士かその協力者だろう。
トルーパーたちの中心に立った、明らかに周りとは違う装いのエリスを指揮官と判断したのか彼らは憎悪の篭った眼差しでブラスターの銃口を彼女に向ける。
「仲間の敵だ!この悪魔めっ!!」
引き金が引かれ銃口から熱線が射出される。
『ZAP!』
飛翔する熱線はあわやエリスに命中すると思われた。
「・・・フッ」
『VON!』
しかしエリスが右手を一閃すると紅い閃光が走り、飛んできた熱線を弾く。
弾かれた熱戦は時間が撒き戻るかのように反乱者に向かって飛んで行き、彼の体を貫いた。
「ぐぁっ!?」
崩れ落ちる仲間の姿に狼狽する反乱者達。
僅か数秒の隙だが彼女、ダース・スレイヤーにはそれだけで十分だった。
「がぁっ!?」
「ぎゃぁっ!!」
彼女が手を一閃するたびに深紅の閃光が走り反乱者を切り裂いていく。
「ふんっ、この程度か・・・」
心臓を貫かれた最後の反乱者を一瞥するとエリスは手に持った赤い輝きを放つ光りの剣、ライトセイバーの刃を収め、トルーパーに指示を出した。
「敵は市民に扮してこちらを攻撃して来る。よって味方でない者は誰であろうと射殺せよ」
「ハッ、直ちに通達します」
トルーパーが復唱した直後、後方で部下が叫んだ。
「敵襲ーっ!!」
それを聞いたエリスが空を見れば、黒煙の立ち昇る空にポツポツと小さな影が見えた。
X-ウイングスターファイターとYウイングボマー、共に反乱軍の主力機だ。
恐らく惑星のどこかに隠れていた機体が都市の惨状を耳にして駆けつけたのだろう。
仲間を見捨てない姿勢には好感が持てる。
「しかし、所詮は彼我の力量を測れない蛮勇だ」
エリスがそう呟いた瞬間、先頭を飛んでいたX-ウイングが爆散する。
慌てて散開する敵機の群れの中を一機の特異な形状の戦闘機が駆け抜けていく。
TIEインターセプター、帝国軍の主力戦闘機TIEファイターの発展型だ。
軌道上のスターデストロイヤーから発進したのであろうインターセプターは数機のTIEファイターを率いて敵編隊に突撃した。
恐らく隊長機だったのだろう先程の一機を落とされてから敵は浮き足立っている。
碌に統率の取れない野良犬の群れに強力なリーダーに率いられた狼の群れが喰らい付く。
一機、また一機と反乱軍機が火達磨になりながら堕ちて行く。
己が不利をようやく悟ったのだろう残った最後のY-ウイングが逃走を図ろうとしたが鈍重な爆撃機が逃げられるはずも無くTIEインターセプターからの猛射で蜂の巣にされやがて散華した。
「スレイヤー卿、敵の更なる襲撃が予想されます。至急スターデストロイヤーに退避を・・・」
トルーパーがエリスの身を案じてそう進言するが、当のエリスは不敵な笑みを浮かべて拒否した。
「その必要は無い。何せ我が隊のエースが空を護っているのだからな」
そう言って先程敵機を撃ち落したインターセプターを見る。
『こちらーブラックリーダー。敵編隊を全機撃墜、レーダーに敵影無し』
上空を飛行するTIEインターセプターに搭乗したエリナ報告が届く。
「ご苦労。帰ったら褒美にタップリと可愛がってやろう」
エリスがそういうとエリナの乗るインターセプターが一瞬バランスを崩したように見えた。
「・・・っ、あ、ありがとう、ございます。お姉様・・・」
自分が可愛がられている光景を思い浮かべたのだろう。
嗜虐心をくすぐられたエリスはもう少しいじめてやろうと言葉を続けた。
「作戦行動中はその呼び方はやめる様に言った筈だが・・・これはオシオキのほうが必要かもしれないな」
するとインターセプターは再度バランスを崩し、フラフラとエリスの頭上を飛翔する。
「お、オシオキ・・・おねえさまの、オシオキ・・・あぁっ・・・」
コックピットの中で悶えるエリナの姿を思い浮かべ、エリスは苦笑する。
今頃彼女のボディグローブの中は愛液でグッショリと濡れているに違いない。
(もっとも、私も人の事は言えないか・・・)
エリナと愛し合う光景を予想したからか、彼女の子宮はキュンキュンと疼きボディグローブの下は膣から溢れた愛液でヌルヌルになっていた。
早く任務を終わらせてエリナと愛し合いたい、犯したい、自分色に汚してしまいたい・・・。
エリスの心はそんな欲望でいっぱいになっていた。
「さて、そうと決まれば早く帰らねばな・・・全軍に通達する。中央街に突入、反乱者どもを一掃せよ!」
エリスが手を振り下ろすとウォーカーが、トルーパーが一斉に行軍を開始する。
こうして第502大隊、通称「スレイヤーの剣(スレイヤーズソード)」は反乱分子を一掃、初陣を勝利で飾り皇帝と帝国の力と威信を銀河に知らしめたのだった。
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女性がダースベイダーの様な姿に改造されるのを

Posted at 11:27:03 2016/12/17 by

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