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機動6課攻略PHASE5その1

 【02//2016】

お待たせしました、PHASE5です。
これ書いてたら管理局とナンバーズ、どっちが主役か分らなくなってきましたw




正面から殺到する閃光。
その一つ一つが高い殺傷力を誇るレーザーであると知っていながら彼女、スバル・ナカジマは前進を止めない。
最小限の動きでレーザーを回避し、それが不可能なものに関しては障壁で防御する。
言葉では簡単だが実際に行動に移すのは非常に困難だ。
何よりも恐怖に身体が竦んでしまう。
しかし彼女はそれを難なくやってのける。
当然だ。彼女に感情など存在しないのだから。
いや、実際には感情は存在する。
時空管理局に捕らわれた彼女は肉体のリミッターを解除されるのと同時に感情の凍結を施され、唯々命令を遂行するための兵器に造り替えられてしまったのだ。
この施設に突入してから一時間・・・。
高町なのは及びルーテシア・アルピーノと分断された彼女は一人、単独で奥へ進んでいた。
「・・・・・・・・・」
そこに彼女の意思はない。
事前に指示された命令通り、障害を排除しつつジェイル・スカリエッティを殺害する。
それからの事など彼女には関係ない。唯命令に従うだけだ。
「・・・・・・!」
センサーに反応、スバルは脚を止める。
暗い通路の向こう、そこに二人の人影を確認する。
「待たせたわね、スバル・・・」
「迎えに来たっスよ」



自分達を前にしても一切感情を表さないことにギンガとウェンディの心は痛みを覚えた。
「・・・戦闘機人を確認、破壊する」
声をかけてみるも還ってきたのは無機質な単語の羅列。
拳を構えるスバルを見て二人はもはや説得は不可能と悟った。
「・・・ウェンディ、作戦通りに行くわよ。私が前に出るから援護をお願い」
「ギン姉・・・、了解っス!」
二人が戦闘態勢を整えたのと同時にスバルは襲い掛かった。
「戦闘、開始・・・」
爆発的な加速で肉薄するスバル、目標は射撃方のウェンディだった。
近接戦闘主体の自分にとって射撃方の彼女は脅威となる、戦術的にそう判断したスバルはギンガを無視して一直線にウェンディに迫る、しかし・・・。
「させないっ!」
横から割って入ったギンガの鋭い蹴りを受けスバルは2,3歩後退する。
こうして突撃を阻まれたスバルはすぐさま目標をギンガに変え、再度攻撃を開始する。
右、左、肘打ちに回し蹴り・・・息つく暇なく繰り出されるスバルの連撃をギンガはひたすら回避する。
反撃はおろか防御もせずかわすことに専念するギンガ。
彼女が交わした拳が壁に激突する。
すると壁は放射線状にヒビが入りやがて崩落する。
(くっ・・・振動破砕、実際に戦ってみるとこれほどやりにくいだなんて・・・!)
スバルのインフューレント・スキル、振動破砕は戦闘機人にとって文字通り最大の脅威である。
振動波を纏った攻撃が命中すれば障壁越しであろうと体内の機械部品やメインフレームに深刻なダメージを負いかねない。
そのためギンガはスバルのリーチギリギリの距離を保ち、回避に専念する。
同時にウェンディもギンガに対し援護射撃を行うが二人の距離が近すぎ、姉を誤射しかねない為、うかつに攻撃できない状態にあった。
(大丈夫、元より・・・)
(アタシ達は惹き付け役っス!)
突如スバルの背後の空間が歪みオレンジ色の魔力弾が出現する。
それは狙い違わず彼女の四肢を打ち抜いていく。
「っ!?」
スバルは膝を付く。
弾丸は非殺傷設定だった為、また管理局が洗脳した際に痛覚等を遮断した為スバルに目立った損傷こそ無いが受けたダメージは確実に彼女の戦闘能力を殺いだ。
弾丸が現れた空間にティアナが現れる。
彼女の魔法、オプティックハイドで姿を消していたようだ。
普段のスバルならばティアナの存在が無い時点で気付いたであろう。
しかし管理局により記憶と感情を凍結され命令に従うだけの機械となった今のスバルでは対応する事ができなかった。
「・・・・・・」
それでもスバルは機械的に対応する。
新たに現れたティアナを最も高い脅威と判断したスバルは行動ルーチンに従い彼女に狙いを定める。
しかしそれこそがティアナの狙いだった。
「今よっ!ノーヴェ!」
ティアナが叫んだその瞬間、スバルは背後から強烈な衝撃を受けた。
「!?!?!?」
崩れ落ちる瞬間、スバルは先程自分が向いていた方向に新たな戦闘機人がいるのを確認した。
ティアナの幻術によってこの瞬間まで待機していたノーヴェがスバルに渾身の一撃を打ち込んだのである。
うつ伏せに倒れたスバルの上にノーヴェが飛びかかる。
本来なら改造されたそのパワーで振りほどく事も振動破砕でバラバラにすることも可能なはずのスバルだったが、ティアナに四肢を打ち抜かれた上でノーヴェの攻撃を受けた彼女はそれを行う力を喪失していた。
マウントを取ったノーヴェはスバルの頭部に目を向ける。
蒼い髪に隠れたそこに、自分達ナンバーズの物によく似たインターフェースが取り付けられていた。
「コイツがスバ姉を・・・!」
ドゥーエが新たな姉妹、マリエルから聞き出した情報ではこれがスバルの感情を制御しているらしい。
取り外しても後遺症が残らない事も確認済みだ。
「スバ姉を・・・アタシのお姉ちゃんをっ、返せぇぇぇ!」
そしてのーヴぇはそれを、スバルを操っている元凶を思い切り引きちぎった。
「っ・・・!?ぐぁあああぁぁぁぁぁっ!!!」
インターフェースが奪われたスバル叫び、暴れだす。
ノーヴェや他の姉妹達に抑えられながらもひとしきり暴れた後、スバルは沈黙した。
「えっと・・・これって生きてるっスよね?」
糸の切れた人形のようにグッタリと動かなくなった姉の様子にウェンディは不安げな声で尋ねた。
「大丈夫、気を失ってるだけだわ。それより本番はここからよ・・・」
身体に異常が無いか確認してからティアナは答える。
感情の凍結はインタフェースが無い今、解けているはずだ。
しかし記憶は別だ。
彼女の記憶は未だ封印されたまま解放されていない。
「スバルを元に戻す、それまで油断は出来ないわよ」
そう言ってティアナは眠り続けるスバルを優しくなでる。
「スバル、待っててね。必ず元に戻してあげるから・・・」
「ぅ・・・」
それに答える事無くスバルは眠り続けていた。


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